マルチ言語宣言: なぜ英語以外の外国語を学ぶのか

制作 : 大木 充  西山 教行 
  • 京都大学学術出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876985685

作品紹介・あらすじ

わが国の外国語教育には英語偏重の傾向があり、世界文化が一様にアメリカ化され、世界文化の多様性が失われてしまう可能性がある。本書は、このような状況を鑑みて、外国語教育を通じて多極的な世界観について学ぶことの重要性について再考する試みである。これから新しい外国語を学ぼうとする若者らの指針となる一書。

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  • 【書誌情報】
    『マルチ言語宣言――なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』
    大木 充・西山 教行 編
    装丁:谷なつ子
    A5並製・230頁
    ISBN: 9784876985685
    発行年月: 2011/06
    本体:2,000円(税込 2,200円)
    https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784876985685.html

    【目次】
    目次 [i-ii]
    まえがき [冨田恭彦] [iii-iv]

    第Ⅰ部 なぜ英語以外の外国語を学ぶのか

    はじめに 『ヨーロッパ言語共通参照枠』(CEFR)に学ぶ外国語学習の意義 [大木 充] 003
    第1章 朝鮮語――思考停止の外国語 [小倉紀蔵] 021
    第2章 アラビア語――他者の舌で世界を知るということ [岡 真理] 043
    第3章 フランス語――言語はコミュニケーションの手段にすぎないか? [東郷雄二] 061
    第4章 スペイン語――多言語状況から考える異言語学習 [塚原信行] 081
    第5章 ドイツ語――特徴とその学習の意義 [齋藤治之] 103
    第6章 ロシア語――英語だけではダメですか? [服部文昭] 125
    コラム 世界の人々はこのように考えている 142


    第Ⅱ部 多言語主義による多極的世界観の構築

    まえがき [尾池和夫/フィリップ・フォール] 147
    第1章 多極化する世界における多言語主義と文化的多様性の挑戦[Dominique De Villepin(訳:多賀 茂)] 149
    第2章 今日の世界情勢と外国語を学ぶということ [佐伯啓思] 173
    第3章 バベル,わが愛――フランスの言語政策における多様性の概念の発祥について[Jean-Francois Graziani (訳:長野 督)] 183
    第4章 多言語主義から複言語・複文化主義へ [西山教行] 197

    特別報告 文化的多様性と多言語主義多言語的で発信型の外国語教育のために [三浦信孝] 217
    コラム 世界の人々はこのように考えている 238

    あとがき(大木充 西山教行 ) [241-242]
    執筆者紹介 [243-244]

  • 複数の外国語を学ぶことの意義とは何かを考察する。


    「他の言語を通じた異なるものの見方」を獲得することが肝要。

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