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- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876986361
作品紹介・あらすじ
唐の滅亡から180年を経た北宋末期の長安紀行『遊城南記』と,そのさらに530年後・明代後期に同地を訪れた『訪古遊記』.両者の翻訳と比較研究により,歳月の流れを示す.考古学的な研究成果と訳者自身による最近の現地調査もふまえ,奈良・京都のモデルとなりながら唐の滅亡後は再び都となることのなかった長安の歴史を描き出す.
感想・レビュー・書評
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11世紀の宋人と17世紀の明人が唐代の都城長安城とその南の郊外、さらにはその近辺の唐代の遺跡を自ら踏査して、唐代の多数の歴史的遺跡を自らの目で見ながら、それぞれの時代におけるそれら遺跡の現状を生々しく記録したものである。宋人張礼は 907年の唐滅亡から180年後の宋哲宗元祐元年(1086)に踏査し、趙[山函]はそれから さらに530年余り後の明の神宗万暦末年(1620頃)に主として唐碑を探訪したした時の記録がこの両書である。(解説より)
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