やンドル―病院の人気者たち

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877283520

感想・レビュー・書評

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  • 図書館に返却してしまったので名前は忘れましたが、本音をズバズバ言う若い看護師さん(仮に久美ちゃんとする)が彼氏ですぅと紹介した男性が全盲で、その彼氏に向かって久美ちゃんが無邪気に「映画行こ!見たいのがあるんだ〜」とさらりと言うシーンがやけに印象的でした。
    久美ちゃんにとっては、相手の目が見えないことは、背が低いとか頭髪が薄いとかと同レベルのことなんだと。
    このおよそ「やンドル」に無関係の、なくてもいいようなエピソードがむしろ「病気や障害のあることは不幸である」という世間の認識を覆してくれるような印象的なエピソードとして織り込まれているのがとてもいいと思いました。

  • 頭はしっかりしているが、
    寝たきりで、
    食べ物も食べられず、
    口のきけない人から見た、
    同室の面々の様子を、
    読者に教えてくれている。
    おもしろい(@`▽´@)/

  • 病んでいるアイドル…で、やンドル。

    ツンデレみたいなものかと思ったら、完全に病人でした。
    奇妙なおじいちゃんの漫画から始まるので
    そういう視点からかと思ったら、文章は看護師。
    漫画と文章には一切の関係がなかったです。
    看護師エッセイ、でしょうか?

    なぜに『ンドル』という、アイドルを彷彿させるものが付いているのか
    という疑問も解決しました。
    まさにアイドル。
    確かに相手は物言わぬ、しかも記憶に残るかも分からない相手。
    そしてその話が出てきて、ようやく漫画の意味が分かりました。
    話しかけていた相手、という状態だったという。

    何の職業についても、色々な苦労と愚痴は出てきます。
    が…患者さんの吐いた血。
    さすがにこれは怖い…。

  • 寝たきりでしゃべらない動かないおじいちゃんも生きているのよね。思うこともあれば、痛みも感じるのよ。満76歳寝たきりの主人公権田梅吉さんの語りがとても愉快。介護するときにはこの本を片手に気持ちをおおらかにもってできたらいいな・・・・・

  • 病院のいろんな裏話。

    でも梅吉さんみたいな寝たきり体の反応なしな人が
    実はちゃんと見えてわかってたら。。という。

    すぐに読めちゃいます。

    2008購入¥105  /  2009.6.22読了

  • アイドルはテレビだけじゃない? すごいキャラ総出演で、病院は大混乱!? 癖のある入院患者とナース達の攻防戦を描いたエッセイ。
    医療情報誌『ホスピタウン』連載に書き下ろし漫画を加えてまとめてある。
    医療人も介護人も、家庭介護に携わっている人も、自分の将来のためにも為になる、おもしろおかしい1冊。

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