- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877587376
作品紹介・あらすじ
とろりと煮込まれたタジン、セモリナ粉から作るクスクス、街のパン窯から漂ってくる焼きたてパンの香り…。手間を惜しまず料理し、食べることを楽しむ暮らしを紹介するエッセイ集。現地の味が再現できる17のレシピ付!
感想・レビュー・書評
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【選書者コメント】典型的な読むガイドブック。ぜひ、モロッコ旅行の前に手にとってほしい。
【請求記号】5900:135詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【動機】スパイスをつかった料理に興味があり、モロッコ料理がおいしかったから
最初に食べたモロッコ料理がとても舌にあい、また食べたいと思っていた。
この本は何年か「読みたい本リスト」に入っていて、ある程度スパイスになじんだ最近、ちょうど読むことができたもの。
本書前半では、モロッコを旅しているような気分にさせてくれるゆったり落ち着いた語り口で、おおまかな文化的背景を知れたり、行ってみたい気持ちにさせてくれる。
後半には、前半でも話題に出た食べ物にまつわるレシピがさらりと紹介されている。文章だけでもある程度わかるようなシンプルなレシピ。ただスパイスを日頃からつかっていて、家にあるひとのほうが試してみやすいだろう。
のんびりした気持ちにさせてくれる、また読みたくなりそうな本なので★5。 -
お料理に関するエッセイ本に数年前からハマっていて、本社ビルの本棚で発見し、途中まで読んでとても気に入ったので改めて購入。海外の伝統料理、特に中東をはじめイスラム圏の文化に興味があったので、本書は大好物な一冊でした。
その土地の伝統料理から見えてくるその国の文化や習慣も知れるのは楽しい。料理や観光スポット、小物などの写真もセンスよく掲載されていて、モロッコグルメ旅をしているように楽しく読める。
毎日の食生活にも変化が。例えば、タジンって面倒そうだな〜、敷居が高いな〜と思ってたのに、具材さえ揃えば家の調味料で手軽にいつでも調理できることを知り、美味しそうな写真に我慢できなくなって、早速通販でタジンを買ってしまいました。まな板、包丁、タジン鍋と箸だけで洗い物がすむので、むしろ手抜きで料理が楽しめる。今日はなんだかやる気出ないわという日にも、ちょっとお酒のお供のおつまみを作るのも楽しい。手軽なのに豪華。友人と鍋を囲むのも楽しそうだな。
本の手触りの良い質感も素敵。今日は夜ご飯は何を作ろうかな、と考える時に本棚にこういう本ががあると嬉しい。 -
2016-12-11