子どもかんさつ帖

  • KTC中央出版 (2023年6月26日発売)
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本 ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784877588502

作品紹介・あらすじ

植物観察家の鈴木純さんによる子どもの成長を観察した記録。植物と子どもの成長は、環境を整えながら成長を信じて待つ、というところに通じるところがある。3歳半になるまでの記録、エッセイ、巻末に著者夫婦の対談を収録。

感想・レビュー・書評

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  • すごく良かった、、、!わたしも娘が産まれてから毎日欠かさず日記をつけているけれど、もっと細かいこともメモを残して記録したいなと思った。それから、それを夫に伝えたいなとも。最後の夫婦の対談が良すぎ

  • こんな視点で見た子どもの姿を私も残していきたい!と思った1冊。
    小さな変化を見落としていないお父さんお母さんの視線が感じられた。「昨日までと違う」「こんなことできるようになった」まさに"成長"が残されているなーと感じた!
    自分の日記は、ただ「今日はこんなことして過ごした。」を記しただけのもの。子どもの変化に目を向けてみようと思った。
    ところどころにあるエッセイは読んで泣いた。何だこのあったかい家族は!と思った。娘さんが保育園に行きたがらなくなった話は、今の娘と重なってちょっと関わり方のヒントになった。

  • 鈴木純さんの著書や、観察する眼差し、言葉の選び方が好きで手にとりました。読んでいてじんわりとあたたかい気持ちになりました。こんなふうに自然に大切に穏やかに子どもと接している家族のリアルを見て、イライラピリピリ育児をしている自分を見直す気持ちも生まれました。

  • 植物観察家の鈴木純さんによる子どもの成長を観察した記録。植物と子どもの成長は、環境を整えながら成長を信じて待つことに通じるところがあると。
    モンテッソーリの先生の「家では高級旅館みたいなサービスを受けている」ってのはなかなかショッキングな言葉かもしれない。親が手を差し伸べ過ぎてもダメね。自分でやってみたり外で揉まれることで子どもはぐんと成長する。たくましい。
    小さな変化も見逃さず日々の成長に感動して一緒に過ごしてきた鈴木さん。私はこんなに待てなかったな。こんなに日々子を見ていなかったな。罪悪感ともったいないことをしたという思い。これからでも遅くないか。

  • 自分の子育て期には余裕がなくて、ここまで写真日記みたいな記録を残していなかった。今はいろんなツールがあるからこれからの人はいろんな記録ができるなあ。知り合いの人が出産したらお祝いにあげてもいいかも、な一冊。

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著者プロフィール

植物観察家。植物生態写真家。1986年東京都生まれ。東京農業大学で造園学を学んだのち、青年海外協力隊に参加。中国で砂漠緑化活動に従事する。帰国後、国内外の野生植物を見て回り、2018年にフリーの植物ガイドとして独立。野山ではなく、街中をフィールドとした植物観察会を行っている。2021年に第47回東京農業大学「造園大賞」を受賞。著書に『そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい』『種から種へ 命つながるお野菜の一生』(ともに雷鳥社)、『ゆるっと歩いて草や花を観察しよう!すごすぎる身近な植物の図鑑』(KADOKAWA)、『子どもかんさつ帖』(アノニマ・スタジオ)、監修に『はるなつあきふゆのたからさがし』(矢原由布子・アノニマ・スタジオ)、『まちなか植物観察のススメ』( カツヤマケイコ・小学館)ほか、雑誌等への寄稿多数。

「2023年 『冬の植物観察日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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