聴覚脳―耳を変えれば人生が変わる

著者 :
  • きこ書房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877711054

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  • 著者の篠原氏にとって、意識をかえたら病気は治るという結論に至ったものの、どうすれば意識を変えることができるのかと思っていたときに辿り着いた方法が、聴覚を整えることで意識が変えられるという結論だったらしい。聴覚で意識が変えられるというのは初耳で面白い試みだと思った。人は視覚には見える見えないに過敏になれるが、聴覚の聞こえているかどうかは難聴でないかぎり無頓着であるというのはそうかもしれないと思った。また、人によって過去のトラウマにより無意識的に音を聞かないように中耳の骨が選別しているというのは、はじめて聞く説でそうなのかと思った。あと、個人的には、最後のラスト章の、ストレスの発生源は他人だけではない、自分自身でもある。自分自身が嫌だと思うのを一番近くで聞いているのは自分自身だからというのは、目から鱗だった。あと、自分とは「今、ここ」のことであるというのは、やはり私の興味をひく考え方だ。過去は過ぎ去り、未来は今な来ぬものではなく、過去の経験は今のなかでいき、未来の豊かな現実も今のなかで実現しつつある。

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