これでいいのか! 日本の民主主義:失言・名言から読み解く憲法

  • 現代人文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877986407

作品紹介・あらすじ

安保国会では政治家の失言・暴言が特に目立った。それらは個人主義、民主主義、平和主義などを根底から崩す内容ばかりである。こうした失言・暴言の意図を読み解き、さらにSEALDsなどがデモ・集会で発した〈未来に希望を与える発言〉も取り上げて、憲法と日本の政治を考える。

[失言]ナチスの手口を学んだらどうか/ポツダム宣言を詳らかに読んでいない/「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考え/(憲法解釈の)最高責任者は私です/徴兵制はありえない/自衛隊発足以降、……1800名の自衛隊員の方々が、……殉職をされておられます/シビリアン・コントロール上も問題ない/違憲立法かどうかを含めて最終的な判断は最高裁が行う/たいていの憲法学者より私は考えてきた/マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番/核兵器も法文上運搬可能/法的安定性は関係ない

[名言]これまで政治的無関心と言われてきた若い世代が動き始めている/勝手に決めるな/日本を確実に守りたいなら、ぜひ学者の意見を聞くべき/権交代を実現させた上で同法を廃止すべき/沖縄の人々の自己決定権や人権は無視され続けてきました/日本国憲法は徹底した平和主義に立脚し、世界の模範とされている/9条にノーベル平和賞を/ユネスコへの拠出金を停止するというのは全く恥ずかしい/ずっとウソだった/マイナンバー制度自体が、プライバシー等に対する高い危険性を有している/若い世代の投票率を上げるにはやはり学校教育が重要/声をあげられない人にあたたかいメッセージを発信

著者プロフィール

飯島滋明(いいじま・しげあき)
名古屋学院大学教授。名古屋市立病院臨床研究審査委員。専門は、憲法・平和学・医事法。著作は、前田哲男・飯島滋明編『国会審議から防衛論を読み解く』(編著、三省堂、2003年)、前田哲男・飯島滋明編『Q&Aで読む日本軍事入門』(吉川弘文館、2014年)、憲法ネット103編『安倍改憲・壊憲総批判─憲法研究者は訴える』(八月書館、2019年)など。

「2020年 『はじめの一歩 法学・憲法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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