メガブレイド 2

著者 :
  • 青心社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878920875

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  • 八神涼との戦いの中で「魔剣」の「使い手」として覚醒した七海駿助は、魔剣「フロミナ」を宿す千堂彩夏と、魔剣「ヴィアンカ」を宿す藤井ともみの2人を伴って、下関で修行に励んでいます。彼らの指導をするのは、魔剣の「使い手」である小室光志(こむろ・みつし)と、その妹で魔剣「娜由羅」の宿体である小室加奈(こむろ・かな)の2人です。

    一方、駿助の幼なじみで魔剣「ルシファー」を宿す鮎原流花は、鞍馬山で修行をすることになります。彼女の指導に当たるのは、七海家の食客の灰猫(はいね)と、「御三家」の一つである不知火家の当主を務める葛城京矢(かつらぎ・きょうや)、そして魔剣「麗羅」の宿体で、駿助たちのクラス担任を務める如月桜(きさらぎ・さくら)です。

    修行中の駿助と流花とは異なり、七海家の当主・七海三平は、戦いの準備を進めていました。「御三家」の一つの八神家の当主でありながら、「ルシファー」を手に入れようとした八神柔善(やがみ・じゅうぜん)の身柄を確保するよう、「使い手」たちを統括する「古老会議」で決定が下されたのです。七海家と不知火家は八神家を包囲し、柔善を捕らえようとしますが、柔善は彼に仕える美女リアン・フィリスをともなって、七海三平らの包囲網から逃れます。

    そして、駿助と流花のもとに、八神家の刺客がやってきます。流花のもとに現われたのは、京矢の幼友達で、不知火忍軍から抜け出した石動疾風(いするぎ・はやて)です。京矢は疾風を相手に互角の戦いを繰り広げますが、そこへ何と八神柔善本人が現われ、京矢たちの身に危険が迫ります。

    他方、駿助のもとへ送られた刺客は、伊佐波千夏(いさなみ・ちなつ)と伊佐波栞(いさなみ・しおり)の美少女姉妹です。修行中の駿助も、彼女たちを相手に戦う決断を迫られることになります。

    今回は、新たな戦いの幕開けが描かれています。まだストーリーの大きな動きはなく、若干がっかりしています。もっとも、青心社文庫なのに官能描写がないことの方が、もっとがっかりですが。

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著者プロフィール

小説家。代表作に、生き延びた永倉新八を主人公にした『鬼神新選』シリーズ(電撃文庫)、『邪神ハンター』『メガブレイド』(ともに青心社)などがある。真田幸村の作品を書くにあたり、東京から上田城まで原付バイクにて取材を決行した。

「2016年 『天正真田戦記 ~名胡桃事変~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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