- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784878921094
感想・レビュー・書評
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広島の郊外で修行をしている七海駿助たちのもとに、八神柔善の命を受けた伊佐波地夏と伊佐波栞の姉妹が、襲撃を仕掛けてきます。駿助は小室光志に指導にしたがって、魔剣「フロミナ」を宿す千堂彩夏、魔剣「ヴィアンカ」を宿す藤井ともみとともに、伊佐波姉妹に戦いを挑みます。最終的には、駿助の修行が順調に進んでいることを確かめたところで、光志が彼に代わって伊佐波姉妹の相手を務め、勝利を収めます。
一方、鮎原流花がいる鞍馬山には、彼女が宿す魔剣「ルシファー」をねらう八神柔善その人が現われます。柔善が用いる魔剣は「サマエル」と言い、柔善に付きしたがうSカップの超巨乳美女リアン・フィリスの変化した姿です。ここで、リアンは魔剣サマエルを宿す「宿体」ではなく、彼女自身が魔剣そのものだということが明らかにされます。そして、七海家の食客である灰猫の口から、彼もまた、魔剣「ツァドキエル」そのものだということが語られます。サマエルとツァドキエルは魔剣ルシファーの「添え刀」であり、あまりにも強大な力を持つルシファーを制御する役割が与えられていたのです。
灰猫は、八神柔善との戦いに勝利するためには、「使い手」として覚醒した駿助の力が必要だと判断し、ジェット灰猫に変形して、駿助のいる広島へと向かいます。こうして、駿助が到着するまで、不知火京矢がただ一人で柔善と戦うことになります。
その後、灰猫に連れられた駿助が鞍馬山に到着します。その頃流花は、石動疾風に襲われて乳房をはだけてしまっており、そこにやってきた駿助にモロ出しのオッパイを見られてしまうというハプニングのあと、駿助が流花からルシファーを取り出すことに成功します。駿助と刃を交えた柔善は、形勢が不利になったと見て撤退し、ひとまず駿助たちの勝利で戦いの幕が下ろされることになります。
前巻で始まったバトルの続きです。バトル・シーンの描写がかなりの分量を占めており、ストーリー自体にはあまり進展が見られず、ちょっと残念です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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