- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784879192523
作品紹介・あらすじ
女子大生の優木瑠夏は、ひょんなことから憧れの講師、藤乃川武史に「あなたとお付き合いしようと思います」と言われ、交際を始める。しかし、その交際は"電話だけ"という条件付きで、さらに藤乃川にはある魂胆があった。それに気がついた瑠夏だったが、それでも一途に彼を想い続ける。そんな彼女に、頑なだった藤乃川の心はほぐれていくのだが…。言葉が紡ぐ究極のプラトニックストーリー。
感想・レビュー・書評
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瑠夏が書いた“恋愛における思想相互の法則”を立証させるために、瑠夏と付き合い始めた大学講師の藤乃川。
付き合いには3つの条件。
1、電話のみの付き合い
2、嘘はつかない
3、交際は秘密
『肉体的な関係がなくとも、思想心理だけで人は恋愛感情を維持できる』は立証できるか?
本当に電話での関係のみ。同じ大学内にいるから、顔を合わすことはあるけど、関わりを持たない。
凄くじれじれ。。。どうなるか、読みながら気になった。
最後の最後に、ちょっとした爆弾が隠されていて。。。あれ、続きそうな感じ?と思ったら、E☆エブリスタで続編が公開されてました。そちらも読んでみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉という道具は便利で
心が伴わなくてもすらすら口をついて出てくることがある
そこに想いをのせないことには
相手には簡単に見破られてしまう
好意を持った相手ならなおのこと
言葉にされることの喜びを知り
言葉にされることの苦しさ、痛みを知り
それでも人は言葉によって人を救うことができる
心を通わせることができる
ふたりの紡ぐ言葉が好きです
器用なようで不器用なふたりが好き