死神伯爵と不機嫌な花嫁 (ガブリエラ文庫)

著者 :
  • 三交社
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本棚登録 : 20
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879193117

作品紹介・あらすじ

生母の身分が低いため家族に疎まれ、髪を染め眼鏡をかけて美しさを隠していたアリスティナは、家を出るために「死神伯爵」と呼ばれるフェルナンの元に嫁ぐことを決める。人との間に距離をおく彼と不器用な交流を深めるうち惹かれあってゆく二人。「気持ちいいだろう?どれだけ僕が我慢しながらお前を抱いていたか」好きな人と抱き合って知る熱い悦び。しかし、フェルナンの叔父が伯爵家の財産を騙し取るという事件が起こって-!?

感想・レビュー・書評

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  • 好きなお話でした。
    引きこもりさんと変装女子の(ざっくり言えば)ゆっくり進む恋です。
    傷ついたことがあるからこそ、臆病で、他者への距離のとり方に戸惑うわけです。
    傷ついたことがあるからこそ、相手を傷つけたくないのに言葉が足りないがための誤解ってよくありますよね。
    でも誤解がとければ二人は最強。
    相手を信じることができる、そのことが自分を強くする、
    そんな二人がとてもステキでした。

  • 若くして伯爵の爵位を継いだフェルナンと、異母姉からのイジワルを防ぐために、髪を染めてメガネをかけたやぼったい姿で暮らしていたアリスティナの、結婚から始まるお話です。

    最初はお互いに適当に選んだ相手でしたけど、だんだん惹かれている過程とか、それぞれの心の鎧が剥がれていくところから、TL小説には珍しく話がちゃんとしていて、読み応えがありました。

    最後には立派な蝶になったアリスティナが、姉を呼んだ夜会では、姉の鼻をあかしてやったとスッキリしますし、その後の姉の行動には一瞬ドキッとしますけど、姉の影にいつもいた兄がやってくれましたし、読後感はよいです。

    メイとリックの関係も気になるし、イラストがなかったのがちょっと残念。

    ただ、ちょっとイラストが好みじゃなかったです。

  • 「結婚」から始まるラブストーリーです。
    互いに顔も知らない2人がそれぞれの現状を打破する為に「結婚」という選択を選びますが、一緒に暮らし始める内に少しずつ想い合うようになっていきます。
    監禁物や3P関連が多いTL小説の中で、久し振りにストーリー重視のTL小説を読んだような気がしました。

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