- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784879193216
作品紹介・あらすじ
伯爵家のアデレイドは男まさりの才女で綺麗な顔の男が大の苦手。美青年で名高い侯爵家のジェレミアムが彼女を一目で気に入り求婚してくるが、勿論返事はノー。しかし彼は少しも怯まず手を替え品を替え彼女を誘惑してくる。「好きでもない相手にこういうことをされても気持ち良くはならないよ」彼の企みに嵌まり淫らに触れられて教えられる快楽。優しくて剣の腕も強く顔以外は非の打ち所のない彼に惹かれるアデレイドの選択は?
感想・レビュー・書評
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【ネタばれ&辛口感想注意】
幼少時のトラウマで美青年が大の苦手となった才色兼備な伯爵令嬢と、初対面で突然求婚してきた次期侯爵の策士系美青年ヒーローとのラブストーリー。
自分は結構、ヒロインとヒーローの年齢とその年齢差を気にして読むのですが、残念ながら2人の年齢は本文中には明記されておらず最後迄不明のままでした…。
ヒロインが男性慣れしていない所為か、または苦手だった筈の美青年に誠実な態度で優しくされたからなのか、流されるようにヒーローに傾いていくヒロインの気持ちの変化が早くて兎に角驚きました(笑)。
結論から言うと、トラウマとなった美少年の正体は結局ヒーローで、ヒロインは覚えてなかったけど少年ヒーローにプロポーズをされていたという愛されヒロイン展開だった訳ですが、個人的には婚前交渉する流れが好みではありませんでした。
ヒロインは全く躊躇う様子も見せず雰囲気に流されるままヒーローに抱かれるのですが、ヒロインは貴族令嬢なのだから結婚前の純潔への意識をもっと高く持って欲しかったし、ヒーローも初恋の女の子なのだしヒロインの騎士だとか言ってるんだったら、矜持を持って結婚初夜に解禁万歳で手を出して欲しかったです。
ラスト近くの第六章からは、「もう勝手にやって」という感じで斜め読みしてました。(^_^;)
折角、面白い設定だったのに、読み終わった後は何も残らず非常に残念なお話でした。