人間・釈迦 (3)ブッタ・サンガーの生活 (心と人間シリーズ)

著者 :
  • 三宝出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879280121

感想・レビュー・書評

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  • 同時に何冊かの本を読み散らかしているので、なかなか一冊の本が読み終わりません。

    やっと、この人間釈迦4部作の第3巻に入りました。

    読んでゆくにしたがって、これはなかなかいい本だな、と思うようになっています。

    書かれている内容が仏教としてどうなのか、ということについては、私自身が仏教に詳しいわけでもないので、依然としてよくわかりませんが、シッダールタの出家と悟り、そこから続く説法の数々が描かれているわけですが、まず言える事は、彼の思想というものが、単なる知識であってはなにもならない、という方針で貫かれていることでしょうか。

    前の二つの日記でも書いたように、その内容そのものは、私の描く世界観とそれほどずれているわけでもなく、逆に言えば、目新しいこともあまりないのですが、こういったことを自分ひとりが瞑想を通して「悟る」ということが出来たのだとしたら、それはやはり「すごい」ことだろうと思うわけです。

    この著者の高橋信次氏にしてからが、仏教を学んだことはない、と言っていますし、それでこの本を書き上げている事実は、氏の言うように、自然と氏の心の中、あるいは頭の中に次々に現れてくることを書きとめただけ、ということを証明しているのか、もしくはそれが嘘であれば、どうしてこれだけの内容が書けたのか、という理由が見当たらない、ということになります。

    この高橋信次氏の著書はこれが初めてですが、すこし興味が出てきました。

    こういったインスピレーションというか、瞑想を通しての啓示もそうですし、自分の死期を大分若いうちから知っていて、実際にその歳にこの世を去ったことなどを考え合わせると、そこにやはり何らかの力が働いていたのでしょう。

    本書に書かれている内容については、一言も二言も感想がありますが、それはしばらく置いておいて、素直に、一つの伝記小説といった形で、全4巻をまずは読んでみようと思います。

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