女ともだち

著者 :
  • 法研
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本棚登録 : 65
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879547484

作品紹介・あらすじ

本音でつきあえるのは、夫でも子どもでもなく、あなたの隣にいる、心をゆるせる女ともだち。ちょっとカゲキな遙ワールド。大切なのは、女友達はいないよりいるほうが人生が楽しいという実にシンプルな事実。

感想・レビュー・書評

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  • 女友達についてのエッセイ

  • コロナ禍と受験生活で女友達との付き合いが減ってしまい悩んでいたのでタイトルで選んで読んだ。
    子供時代学生時代の友だち、会えなくなった人、明るくエロを楽しむ相手、賢い友だち、ダイエット仲間バレエ仲間、尊敬する友だち、戦う友だち等様々な女ともだちとのエピソードをメインに、フェミニズムや今までの戦い、体の変化と女ともだちとの関係、男ともだちの条件、化粧や髪型の話が少しずつ。
    自分自身は一人の相手と長く一緒にいるとライバル心が出て悩みの相談ができなくなってしまったりするので、一人に求めすぎずに、近況報告をし合える相手を複数持ちたい。

    ストーカー等の卑劣で弱い男性が女性を加害する例だけでなく大企業が個人を嵌める例が出て、自分の尊厳を踏みにじられた屈辱やそれを周りの男に理解されない悲しみがよく書かれていた。
    これも仲間に愚痴を言うことで一緒に戦うことができているのだから、やはり自分のことを話すのは大切だと感じた。
    女ともだちに弱味を見せるのが怖く、可哀想だと思われたくない気持ちが強いのもよくない。

    「ひとつの苦悩にはどれだけの複雑な要因がどう複雑に絡み合っているか、明確に分析できる社会学者」「残酷なことだと人に理解されることで得た安心感」「苦痛をはっきり言葉にできて初めて経験として記憶に刻まれる」
    この辺りのフレーズが印象に残っているので、次は社会学の本を読んでみようかな。

  • 女ともだちのエピソード。
    女ともだちと一言で言うけれど、色々な種類がある。
    一緒にバカができる女友達、相談できる女友達、応援してくれる女友達。考えてみると、過去にも現在にもその関係性は様々だ。
    そして、それは男友達やパートナーには変えられないものである。
    本書のエピソードで特に印象的だったのは、木原光知子氏という素晴らしい女友達の話である。
    こんな友人を持てた著者は幸せ者である。
    けれど、友達は自分の鏡でもある。
    素敵な人と友達になるには、まず己を磨かなければと思う。
    女ならではのエピソードに何度も頷き、最後まで楽しく読めた。

  • 女友達についてのもっとどろどろした評論かと思ったら明るく清々しかった。
    女の身体について話す友達、賢い友達、が周りにいないなあと思って、私は本気で話せる子っていない多分。
    どっちかと言うと男友達の方がびくびくせずに付き合えるし、旦那がやっぱり一番本音で話せるなあ。
    美容院に思うのは共感できたけど、やっぱりすすめてもらう女友達はいないんだなあ。

  • 女友達全員に会いたくなった。そして、この本をプレゼントしたくなった。

  • 女友達との関係に少し悩んで手に取った。
    水泳選手の木原光知子さんの言葉が印象に残った。
    互いに向上心があるうちはずっと仲良く付き合える。
    たしかに女友達の一番の魅力は、それぞれがそれぞれの道で頑張ってることに刺激をもらって、自分も頑張らないとと思えること。
    久しぶりに会ってつまらないな、と思う友達って、かつての向上心を感じられなかったからだったりする。
    そして今の自分は、向上心がない。。だから、友達といてもつまらないのか。

  • 女ともだちを本当に大切にしたい、そうだ電話しよう、面倒くさがらずにメール書こうと思える本。
    そして、本を読んだ後、実際に何人かの女友達に会いたくなって声をかけた。

  • 友だちには、メンテが要る。

  • 女ともだちについてのエッセイってなかなかない。自身の今までの経験や強烈な母の死に際の言葉に悩んだことなど。
    バレエ教室の身体で触れ合うだけで、言葉なしで気の合う合わないを分別してる、っていうのは驚き。人間も動物だもんということで、興味深かったです。

  • 遊びたいほうが「遊ぼ」と声をかけなきゃ、何も始まらない。
    自分の代わりに自分のことのように怒ってくれる存在。
    楽しい存在でも、時にやっかいな存在にもなりえる。

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