新・予防接種へ行く前に (ジャパンマシニスト育児新書 3)

制作 : ワクチントーク全国「新 予防接種へ行く前 
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880496139

感想・レビュー・書評

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  •  予防接種の賛否については、原発問題と同じように、賛成派と反対派は相交えないような感じがする。どちらがどちらに譲歩するとか、どちらがどちらへ理解を示すとか、そういった間を取り持つことが出来ないような印象がある。こういった平行線が続くのはどうしてだろうと、そもそもそのあたりの思考過程を学ぶ必要があるのかもしれないけれど、それは全く次元の違う問題になってしまう。
     こういった問題は、好みの問題が多い。そう、これはある意味“好み”であるところも多分にある。それは皮膚感覚というか、印象による好みである。
     そこでどうしてこの好みの差が出てくるのかを考えると、安心感とか、安全性というのが根底に有るか無いかというところではないかと思う。例えば原発にしても、100%安全であれば誰も文句は言わないだろう。しかし万が一の怖さがあるから、逆に言えばそこに安心感がないから拠り所に出来ないのだ。
     これと同じ事が予防接種にもいえると思う。予防接種には副作用がある。その副作用は軽いものばかりではなく、障害が残ってしまうものや、命が奪われるものまである。その数は全体から見ても少ないとは言っても、もし自分の家族にそのような副作用が起きてしまったら・・・と思うとそこに不安が生じる。しかしかといって全部辞めてしまったら、うちの子だけ病気がうつるんじゃないかと不安にもなる。そもそも医学に100%を求めるのは無理な話なのだが、それを求めてしまうところが人情である。

     予防接種に賛成するか、反対するか。というよりも、より不安がないものを選択するというのが私のような小心者の生き方だ。だとしたら、万が一の副作用をに恐怖心を持ってワクチンを打つのだったら、必要最小限のものだけを打てば良い。もし仮に、ワクチンを打っておけば良かったのに・・・ということになっても、後悔しない。それが自分のスタンス。

     話は長くなってしまったが、数多くあるワクチンの中でも、必要なものとそうでないものの参考になる一冊という意味であります。

     本書のトーンは、予防接種反対の立場。しかしそれを抑制しながら書いてはいます。そういう中立を守ろうとする立場があるので、星4つでもいいのかもしれないと思ったけれど、私はワクチンの是非に対しては結論が出ていないので、中立でいたい。星4つになるとこの本を推している印象になるので、冷静に星3つ。近いうちにわりと賛成に近い立場の本も読んでみたいと思う。

    『東洋医学・鍼灸を学ぼう!』内の書評はこちら
    http://hariq-study.genpoudou.com/body/books_health47.html

  • 2013.10月下旬 市立図書館

    今まで「予防接種は受けるべきもの」「予防接種で防げる病気ならうけた方がいい」と思って子どもにも受けさせてきたけど、最近の予防接種の副作用関連のニュースを見たりする中でだんだん予防接種に対する不安や疑問が出てきた。

    受けるにしても受けないにしても、考えて選択するための参考になると思う。

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