「平成」の子育ては、なぜ難しかったのか。(おそい・はやい・ひくい・たかい No.102)

著者 :
制作 : 岡崎 勝 
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880496528

作品紹介・あらすじ

「平成」の子育ては、なぜ難しかったのか。
はじめに
過去は「いま・ここ」とつながっている 岡崎 勝(「お・は」編集人/小学校教員)

I 昭和―平成の学校教育をふり返ってみると
岡崎センセイとたどる「平成」の教育史 作成「お・は」編集部/監修 岡崎勝
1960年代〜2018年 子ども・先生の立場で見る学校の移り変わり 岡崎 勝(小学校教員)

おじいちゃん・おばあちゃんの子どものころ
① 貧しくて不安定で、いいかげんだった戦後
②「受験地獄」が激しさを増して

お父さん・お母さんの子どものころ
① 荒れる学校と管理主義
② 政治がからんだ「臨教審」が決めたこと
③「ゆとり教育」でなにが変わった?
④ 平成の始まりと先生の闘い
⑤「やる気」重視の「新学力観」
⑥「学校五日制」、休みが増えたけど……
⑦ 子どもたちへの「おそれ」と「学級崩壊」

平成教育の大変化
①「ゆとり教育」で学力が低下した
② ほんらいの「総合的な学習の時間」と実際と
③ 全員参加の「学力テスト」
④「学校選択の自由」という落とし穴
⑤ 現実は閉じたい 「開かれた学校」
⑥「発達障害」の登場と「特別支援」
⑦「道徳教科化」の背景にあるもの
⑧ 学校は、なんのために行くのか?

対談
平成の教育政策は、なにを生み出したか? 藤田英典(教育学者)×岡崎 勝(小学校教員)

II 社会、暮らしぶりの変化から
「平成の子ども」が大人になった先にあるもの ― ロスジェネ世代の私の実感から 貴戸理恵(社会学者)
親の格差・階級、子どもにどう影響? 橋本健二(社会学者)

おわりにかえての対談
まずは、弱者である自分を自覚することから ― 新しい時代を生きぬくヒント 石川憲彦(児童精神神経科医)×岡崎 勝(小学校教員)

感想・レビュー・書評

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  • 今の子育てのしにくさ、人の生きづらさはなるべくしてなったのかも。これからこの状況はしばらく続くだろうし、その前提で生きていかないといけない。

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著者プロフィール

1952年愛知県名古屋市生まれ。小学校教員。フリースクール「アーレの樹」理事。〈お・は〉編集人。〈ち・お〉編集協力人。
著書に『仕事を辞めたい。職場で自分を守る最善の選択』(ジャパンマシニスト社)『学校再発見!――子どもの生活の場をつくる』(岩波書店)『センセイは見た! 「教育改革」の正体』(青土社)『子どもってワケわからん!』(批評社)ほか多数。

「2023年 『学校バトルを真面目に楽しむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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