親になるまでの時間 前編 (ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.115)

著者 :
  • ジャパンマシニスト社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880499154

作品紹介・あらすじ

浜田寿美男さんって、どんなひと?

発達心理学を研究するきっかけは?/発達心理学ってなに?

「法心理学者」ってなにをしている?

第一章 人は発達のために生きているのではない
そもそも心理学ってなんだ?
では、「発達」って?
それぞれさまざま、手持ちの力で

第二章 目の前にいるのはひとりのこの子
「平均」の視線にしくまれた「危険の種」
ことばが生まれてくるところ
ことばは草花のように下から育つ
すぐにキレる子、やたらおとなしい子
こども時代は上手なけんかの学びどき
「いじめた、いじめられた」はお門ちがい
不安は新しい世界へのステップ
「トラウマ」がはやるなんて
死ぬのはこわい
ここでちょっとひと息

(目次より抜粋)

感想・レビュー・書評

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  • もう子どもがこの世代ではなかったため、(小学校高学年と中学)あまり必要なかったなあ。今必要な人にはいいかもしれない

  • こどもは親とは別人格。
    親の思った通りにはならない。
    親にできることはほんの少し。

    子育てしていると、どうしてわかってくれないの?とイライラガミガミしてしまうけど、そもそも思った通りになんてならないんだよな〜。
    自戒を込めて。

  • 初めての子育てなのに『失敗してはいけない』と自分に呪いをかけ、思い通りにお世話できないと、自分にも周りにもイライラしてしまうことがよくありました。これではダメだと育児関連の本を漁って読んでいた時にこちらの本に出会いました。

    子育ての指南書、ではありませんが著者である浜田さんの柔らかい語り口と優しい文体、可愛らしい挿絵に凝り固まった価値観やモヤモヤが解きほぐされていくのを感じました。多すぎる情報をうまく取捨選択できなかった私に、『そうか、子育てって本来こういうものなんだな』と教えてくれました。

    これからも様々なことにぶつかり悩むでしょう。しかしどんな時もこの本が寄り添っていてくれる、と思うと少し勇気が出てきます。
    子育て中の親のいち感想として、悩んでいるだれかの参考になれば幸いです。

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著者プロフィール

1947年生まれ。発達心理学・法心理学者。現在、兵庫県・川西市子ども人権オンブズパーソン。発達心理学の批判的構築をめざす一方、冤罪事件での自白や目撃の心理に関心をよせ、それらの供述鑑定にも関わる。「自白の心理学」「子ども学序説」(岩波書店)「「私」とは何か」(講談社)ほか著書多数。

「2012年 『子どもが巣立つということ この時代の難しさのなかで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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