- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880634944
感想・レビュー・書評
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ファンタジー/RPGへの非常に高い精度での想像からなる描写がとても見事。
日の光の届かない迷宮にて繰り広げられる冒険活劇が精密に、かつダイナミックに描かれる。
ひとつの大きな冒険を終えた登場人物らが各々の新たな道に踏み出すラストシーンは非常に見事だった。
これがカタルシスというのだろうか。
続編の「風よ。龍に届いているか」も是非読みたいなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウィザードリィをやりたくなった。
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ウィザードリィをやりたいがために、会社の先輩からAppleIIcのコンパチを10万近くの大枚はたいてもらい受けたのは、もう四十年近く前。
輸入盤の『狂王の試練城』やったなぁ・・・。 呪文はキーボードでコマンド打ちだったな。
この小説はこの『狂王の試練城』の設定を用いた作品。
結局、ゲームでは最下層までは行けなかった(ディスクが壊れて続けられなくなった)けど、こういう話だったのね・・・。
当時は、「ウルティマ」とか「ゾーク」とかあったなぁ・・・
懐かしい実に懐かしい。 -
現在は所持していないがもう1度手に入れたい。
傑作中の傑作。ゲームも外伝を含めてプレイしているが、雰囲気をよく出していて燃える。 -
ゲームノベライズの最高峰。
続編の「風よ。龍に届いているか」と併せて読むと尚、よし。
ゲーム未経験者も引き込まれる極上のエンターテイメントです。 -
それは、正に陰鬱で血生臭く、死と隣り合わせの迷宮。目的以外の全てが謎に包まれ、冒険者はただ、生き残る為に戦う。唯一、戦い成長する事が死を遠ざける行為であると同時に、それが最も死と隣り合わせの行為なのである。
トレボーやワードナ、冒険者達の複雑な思惑が交錯し、物語が進んでいく。
トレボーとワードナの関係、ワードナと悪魔達との関係、迷宮の存在意義。ワードナやバンパイアロードが何回も生き返る理由。ゲームでは語られなかった独自の解釈がなされる。
色々な意味で、バンパイアロードはカッコイイ。 -
昔読んでとても気に入っている本です。
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ファミコン必勝本で初めて読んだ時は、多分「SCENE11 悪のパーティ」辺りだったと思います。西洋風のイラストも載ってまして。主人公のライバルとなる悪のパーティ初登場・勢揃いの回。カッコ良かったなぁ。 ベニー松山氏の文章ですが、とても面白かったです。ウィザードリィをあまりプレイしたことがないんですが、むしろ、だからこそ楽しめたのかもしれませんが、ゲームとファンタジーの中間というか。バランスを保ったいい内容だと思います。
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名作として名高いファミコン版「ウィザードリィ」のゲームノベライズ。ゲームの自由度そのままに、想像を逞しくした内容は今読んでも心が震えます。フラック戦、ワードナ戦はハラハラして熱い。ストーリー展開も起伏に富んでいて、キャラクターで見せる今のゲーム小説とはひと味違って、硬派で気に入ってます。カシナートの剣に妖刀村正、やっぱり主人公は侍で決まりですね。