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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880652177
感想・レビュー・書評
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化粧の歴史と化粧の意義。
民俗学的な観点からの化粧という文化の地位。文化論的な観点からの化粧史。統計心理学的な観点からの化粧に関する意識調査。
これら3つの視点から総合的に化粧というものについて論じた著書。
知識をいれるための本ではあるが、おもしろい指摘もままあった。
他の本では化粧は特権的立場の人間がやるものとされていたのに、本著や外国の社会学者からすれば、立場の上のひとのために下の者が装うもの。となっていたのは興味深い。場所によって違うのだろうか。
あと、いわゆる男性的な振る舞いを多くする人ほど化粧に対する関心が高いという結果。性役割に意識的な人ほど、他人の目・評価を気にしたり、こうあるべきという固定観念が強いということだろうか。
年配の方の化粧品が押し出されたのは、意外に近年のこと。最近じゃエイジングなんて立派なマーケットだけど、これは商業戦略とのこと。子供や男の化粧が一般的になるのも近いことかもと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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