預言者 The Prophet

  • 成甲書房
3.36
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本棚登録 : 164
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880862514

作品紹介・あらすじ

人間の「正しいあり方」を訓える書。自己啓発書100冊分の値打ちの世界的名著。

感想・レビュー・書評

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  • 最初、どういう形態のものなのか分からなかった。小説なのか詩なのか。誰の何の話?と混乱気味で、レバノンの作家に興味があったということだけで選んだのは間違いだったかも…と後悔しながら混乱していた。

    「愛について」の後半の言葉が刺さったので、これはちゃんと読むべきだ、と思った。だらだら読んだり、速く読んで終わりにしてはいけないと思った。

    アルムスターファが語ったことの全てを、手放しで賞賛するわけではない。
    自分に必要な言葉を探すのが面白かった。
    また時をおいてこの本を読んだ時、必要な言葉が増えるかもしれない。逆も然り。

  • 僕がこの本を購入したのは、ザ・ビートルズの「ジュリア」という曲の歌詞に、本書の著者であるレバノンの詩人「カリール・ジブラン」の詩の一節が引用されているから。
    「Sand and Foam」という詩集に掲載されている詩がそれで、その詩の一節は以下のようになっている。
    「Half of what I say is meaningless, but I say it so that the other half may reach you」
    そしてザ・ビートルズ(というよりもジョン・レノン)の書いた歌詞の一節は以下のようになっている。
    「Half of what I say is meaningless, But I say it just to reach you, Julia」
    勿論、「カリール・ジブラン」はレバノン人だから、ジョンは英訳された詩を読んだのだろう。
    というような経緯から本当は「Sand and Foam」という詩集の翻訳物が欲しかったのだが、探しても見つからなかったので同じ著者の作品で、しかも評判がすこぶる良い本書を購入してみたのだが……。

    本書そのものの内容は、物凄く感動する、といったようなものではないものの、胸に突き刺さってくるような比喩や、なるほどと思える表現が点在していて、僕は結構好意的に受け取ることが出来た。
    宗教色も思った程に強い訳でもなく、無神論者の僕としても受け入れやすい内容になっている。
    まぁ、何を言っているのか全く分からない部分もあったのだけれど(汗)。
    どなかたも書かれていたけれど、これは「詩」として読んだ方がよいかも知れない。

    とまぁ、ここまではいいのだけれど、読んでいて嫌悪しか感じなかったのが本書の監訳、解説をしている人(あえて名前は書かない)。
    まずこの人の文章が好きじゃない。
    稚拙で句点の付け方もおかしくて、漢字の開き方もなんか変。
    それよりもなによりも、この「預言者」という本を利用して自分の著書の宣伝をしているような解説文には本当に白けてしまった。
    丁寧な言葉を用いてはいるけれど、厚顔無恥も甚だしい。
    少なくとも僕にはそうとしか思えなかった。

    この人が本書の全てをダメにしている。

  • 輪廻転生云々…という解釈もあるが、肉体の終わりとしての死だけでなく、いわゆる「覚醒」(過去の死)を意味するのではと思いながら読んだ。問いかける人々は自分自身であり、返答は自己への答えだ。読むタイミングによりどの項目が際立つか、また納得した解釈が思い浮かぶか変化するだろう。時間をおいてまた読み返してみたい。

  • 紀子様のお父様が「子どもについて」を
    眞子さまの結婚前のごたごた時に引用されていたのを目にして。
    子は別の人格を持ち、親の所有物ではないというような内容。

    一通り読み、深いなぁと…
    今の自分にささる詩と、これからの私にささる詩は異なるはず。

    図書館で借りてきたので、購入して折に触れ読みたいと思った。

    と、いうかこれをさらりと引用された学の深さよ(^◇^;)

  • シンプルで深い!

  • この本は、スルメのように、何度も読んで噛みしめるのが良さそうだ。人生に迷ったら、特に。愛、感謝、助け合い、自由に生きよ。

  • 「預言者のことば」と同じような

  • 「友と会うのは生きるためだ。」

    わたしは、人の善については語れるけれど、悪については語れない。なぜなら悪とは、ほかでもない、善が、飢えと渇きに苦しんでいる姿なのだから。

  • これは、詩集です。たとえば、<働くこと>について作者は以下のように詠います。
    ・・・たしかに人生は闇だろう、強い望みがなければ。
    強く望むだけではなにも見えないだろう、知識がなければ。
    知っているだけでは無力だろう、労働がなければ。
    働くだけでは空しいだろう、愛がなければ。
    愛をいだいて働くことで、人は、初めて自分自身と、自分以外の人と、そして神と、つながることができる。
    ・・・働くことは目に見える愛だ。
    ・・・人生のさまざまな側面についての洞察が、宇宙的な想像力によって語られます。

    人間科学部 T.M


    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000907341

  • 1つ1つ、詩集みたいに丁寧に読む本。
    私みたいに爆読しちゃダメだ…。

    監訳の船井幸雄さんが、「キリスト教にもイスラム教にも影響を受けていない」的な事を書かれてたけど、
    書いてる内容はともかく、書かれ方は一神教のカタチだよな~と。

    イイ事言ってるんだけど、八百万の神の息吹を感じて生きてる日本人には馴染まない文章だったな…。

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