金融暴落から戦争に突入する日本国

著者 :
  • 成甲書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880863252

作品紹介・あらすじ

歴史は180年サイクルで動いている=〈超サイクル理論〉で透視する近未来日本国の驚くべき惨状!
暴走政権の〈日本ぶち壊し〉を私たちは許してよいのか?今こそ問う!暗黒の未来を覆すための〈戦略提言〉

感想・レビュー・書評

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  •  いろいろと書いてあるが今本当にやらなければいけないことは日本国を守るためには日本人が主導権を握らなければいけないという事。

     日本人といっても魂を外国に売ってしまった人もいるしその逆もあるだろう。ただ一つ言えることはここに書かれているようなことが現実に起こる可能性は0ではないという事。

     0ではないのだからどうすればよいかそれを本当に頭を使い判断できる力を求めているように思う。

     グローバル化は決して日本のためになるものではない。人を誘導するようなニュースを真に受ける事を安易にするべきではない。そんな簡単なことから考えてみるのも一つだろう。

  • 多くの人が歴史には周期性があると解説しています。私が記憶に残っている長い周期に「70年」というものがありますが、この本の著者の鈴木氏が提唱する歴史周期は更に長くて「180年」です。

    180年は上昇の90年、下降の90年に大きく分かれて、各々更に三段階(社会・経済・政治)ずつ構成されているので、「30年」ごとに動きがあるというものです。彼の本を初めて読んだのは10年ほど前だったと記憶していますが、最近、同じ考え方に基づいて本を出版されたようなので読んでみました。

    最近気になるのは、私が何年も読んできた人たちの一部が、日本が戦争に突入する、と言い出していることです。昨年(2014)1月に亡くなった船井幸雄氏も、著作の中で、現在は昭和の戦争直前の状況に似ていると書いていたのが気になります。

    この本では、かなり衝撃的な表現が使われていて、少し引いてしまう箇所があります。本当は詳しい背景説明もできるようですが、彼の言いたい内容を多く盛り込むためにも、結論を中心に書かれている様です。

    この本に書かれている通りになってほしくはありませんが、現在を生きるものとして、これから30年の動きを自分も体験しながら確認していきたいと感じました。

    以下は気になったポイントです。

    ・2015年、金融暴落が始まる、2016年、戦争に突入する日本(p32)

    ・昭和の時代、大東亜戦争における日本国のスローガンは「鬼畜米英」であったが、その正体は、米英の中央銀行を所有する、欧州ロスチャイルド家であった(p43)

    ・1920年代、米国でバブルが始まったのは、ニューヨーク株式市場ではなく、当初はフロリダでの不動産ブームだった(p45)

    ・地球支配階級が、二つの巨大な車輪(経済+戦争)を回している、大恐慌と戦争勃発は「一枚のコインの裏表」の関係である(p47)

    ・2015年5月に上場企業の三月期決算が発表され、大手輸出型企業の三月期決算は絶好調、夏には株価は2万円を突破する、為替相場が円安(140-200円)となった後に、秋から冬にかけて、株価の乱高下が始まる、そして日本国債の投げ売りが始まる(p66,71)

    ・日本国の財政は、税収の7割は役人の人件費、3割では国家運営ができないので、借金を続けて赤字を積み重ねる(p91)

    ・横田基地には、在日米軍の司令部があるだけではなく、自衛隊との統合運用の拠点でもある(p152)

    ・フランスはケネディ大統領の絶句(無回答)を理由に核武装を開始した、米国はフランスのために核戦争をやってくれるのか、という回答がなかったため(p156)

    ・欧州ロスチャイルド家=原発ビジネス+経済戦略(金融コントロール)に対して、米国ロックフェラー家=石油ビジネス+戦争戦略(戦争+テロ)である(p162)

    ・2017年1月までの世界は、オバマ=ロスチャイルド政権が動かす、その前はブッシュ=ロックフェラー政権であった(p164)

    ・南北朝時代(1336-1392)の後に、北朝系が天皇位を独占したが南朝系は死滅しなかった、幕末には三人(熊澤、三浦、大室)の南朝系が存在した、明治天皇は、南朝の末裔を自称した大室寅之助である(p179)

    ・ロシア正教を国教とするキリスト教帝国は、欧州ロスチャイルド家にいは邪魔であったので、彼らは日露戦争を仕掛けてロシア帝国を弱体化させ、ロシア革命を勃発させた(p188)

    ・日本銀行設立以来、日本銀行を動かしているのは、欧州ロスチャイルド家である(p202)

    ・満州帝国を支える財源は、麻薬であった。日本軍の兵站を担う南満州鉄道の総裁、後藤新平は満州帝国の運営資金を中国大陸での麻薬販売によって入手していた、実行部隊が岸信介(p212)

    ・福島第一原発の原発メルトダウンは、ロックフェラー家が仕掛けた攻撃、地震と津波で破壊した(p232)

    ・米軍が日本統治のために最初に行った仕事は、兵器売買の決済銀行=ディロンの代理人としての借金の取り立てであった(p234)

    ・1948年12月23日に巣鴨拘置所で、東条英機ら7名が処刑されたが、その翌日には、戦犯容疑者19名が釈放された。米国のスパイになることを承諾すると解放された、岸信介、児玉誉士夫、笹川良一、である(p240)

    ・1945年9月2日に大日本帝国が降伏文書に調印したとき、米軍から3布告:1)司法行政立法の全機能は最高司令官の権力下、英語を公用語、2)米側に対する違反は米国軍事裁判で処罰、3)米国軍票を法定通貨、を受けたが、外務大臣・重光氏は、マッカーサーに対して布告を全部取り消させた、彼は日本の救世主ではあるが、9月17日に辞任させられた(p246)

    ・戦争勃発当時(1942)、円基準の公定相場は、100米ドル=425円であったが、敗戦直後は、1ドル50円であった。大幅な円安となった、そして1949年4月に、360円となった。戦後の日本が輸出立国として離陸できたのはこの為替レートのおかげ(p265、267)

    ・1985年8月におきた日航機墜落事故は、米軍による撃墜がきわめて濃厚、その理由は米国による脅迫であった。翌月に日本政府は、プラザ合意(円高)を呑んだ(p276)

    ・日航墜落事故の後に、日航の役職者は、「北朝鮮のミサイルに撃ち落とされた、今はそれしかわからん!」と言っていた(p283)

    ・事故調査委員会が公表した事故発生付近には、1機不審な飛行機についての記述がある、軍用機・米軍・機種不明(p286)

    ・消費税の根本的問題として、1)消費税の一部が国庫に入らない、2)軽減税率が実施されない(p292)

    ・アルカイダの首領=ビン・ラディンと、米国大統領=ブッシュ、は昔からのビジネスパートナーであり、彼らは敵ではない(p296)

    ・失踪したマレーシア航空機(2014年3月)は、米軍ディエゴガルシア秘密基地(インド洋)に着陸、その同機は、ウクライナ上空で撃墜された。ロシアを追い詰めて、ロシアを決起させるため(p335)

    ・現代の歴史サイクルは、1870~2040年までの大きな周期にあり、2010年代は、第二段階の経済が下降する、大逆転の時代である。2020年代からは30年間、ベースである社会が変革する時代である(p363)

    ・超サイクルの人生予測として、あなたが「これまでいい思いをしてきた立場」であれば、近未来は滅亡していくしかないだろう。苦しい思いをしてきた立場であれば、近未来の発展的未来は約束されるだろう(p386)

    2015年5月3日作成

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著者プロフィール

経営コンサルタント、著述家。1956年大阪市生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。「現代世界を解読する」を目的に流通、映画、経済研究所など異業種企業を戦略的に転職しつつ人間の活動実態を学び、世界の時空構造を研究。「世界の歴史は180年サイクルで動いている」という「超サイクル理論」を構築する。1988年、㈱ISJを設立。各種の産業分野において未来予測を目的としたビジネスレポートを発刊する。経営戦略、マーケティング戦略に関するコンサルティング及び戦略提言を展開。阪神大震災をきっかけに、無能な日本政府に怒りをもって著作活動を開始、その目的は「日本国再建」である。著書には『ゴールドマンサックスが解れば世界経済を操る大謀略が見えてくる』(成甲書房)『地球支配階級が仕掛けた悪魔の金融ビジネス』『地球支配階級が仕掛けた悪魔の世界戦争ビジネス』『地球支配階級が仕掛けた世界大恐慌悪魔のシナリオ』『地球支配階級が仕掛けた世界統一政府悪魔のシナリオ』『日本国の支配構造と暗黒の運命』(いずれも学研パブリッシング)等がある。

「2015年 『金融暴落から戦争に突入する日本国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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