維摩経ファンタジー −大乗仏教の思想に学ぶ−

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  • 公益財団法人 禅文化研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881823255

作品紹介・あらすじ

これはオモシロイ!
摩訶不思議な小部屋(丈室)で維摩居士が説く、ブッダの教えを根本にした大乗仏教のボサツ道。
ブッダから見舞いの指示をうけた多くの弟子や菩薩たちが、病に伏した維摩居士のところへ行くのを頑なに断わるその理由とは……。

在家の居士である維摩は、出家の仏弟子や菩薩たちに大乗仏教の核心を説いて、次々と論破していくそのさまはまことに痛快で、ほかの仏教経典の様子とはまったく異なる。それは不思議かつ神通自在であり、決定的に実相を説いているのであった。そして読者は、あまりにもファンタジックなこの物語の中で、自分自身も維摩を中心とする菩薩たちの集まりのなかにいるような気になってしまうのだ。

著者プロフィール

1933(昭和8)年、滋賀県生まれ。2歳のとき出家して、臨済宗妙心寺派の僧籍に入る。花園大学仏教学部(禅学専攻)卒業の後、南禅寺専門道場柴山全慶老師の室に入り参禅弁道。1960~61年、米国ペンシルヴェニア州ペンデルヒル宗教研究所に留学し、キリスト教を研究。1970年、京都大学大学院文学研究科(宗教学専攻)博士課程修了。いらい母校花園大学の教壇に立って禅学を講じる。1993年、論文『己事究明の思想と方法の研究』によって、愛知学院大学より文学博士の学位を受ける。現在、花園大学名誉教授(元学長)、臨済宗妙心寺派興福寺閑栖。

「1987年 『迷いの風光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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