天の夕顔のかげで: 不二樹浩三郎愛の一生

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882023623

作品紹介・あらすじ

戦中・戦後のベストセラー『天の夕顔』のモデル、不二樹浩三郎と作者、中河与一の確執…。資産家の子として何不自由ない生活に入り込んだ愛と葛藤の世界とは。自らの半生を語って戦地に赴いた不二樹の心情と足跡を辿る異色の評伝。

感想・レビュー・書評

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  • まさに事実は小説よりも奇なり........「日本のウェルテル」と若い頃感動した中河与一の「天の夕顔」は盗作だった? 
    この本によると盗作なのは間違いなさそうに思えるが、中河与一側の「モデルの話をそのまま記しただけで小説が出来るわけがない」という主張もわかる。

    しかしそれはさておき、不二樹浩三郎の人生もあまりに壮絶で信じられないが証言する人も多く、事実のようだ。しかし小説発表はは昭和13年。モデルも小説家も長命で共に平成の世まで生きたが、最後まで和解はなかったというのがすさまじい。
    不二樹か恋人を忘れようと山ごもりした飛騨の山之村。桃源郷とも思える山里をいつの日か訪れたい物だ。

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著者プロフィール

1937年(昭和12)、富山県に生まれる。俳誌『俳句往来』主宰。
著書に『はくれん—中井三好集』(近代文芸社、1989年)、『夕日と黒パン』(彩流社、2005年)、『知里幸恵—十九歳の遺言』(彩流社、1991年)、『『天の夕顔』のかげで—不二樹浩三郎愛の一生』(彩流社、1995年)、『教育実践記録『不登校生よ、ともに!—単位制高校の挑戦』(彩流社、1998年)、『口語体俳句論・句集 「や」「かな」「けり」捨ててこそ… 』(彩流社、2004年)、『漂泊の俳人井上井月記』(彩流社、2007年)などがある。

「2011年 『井上井月研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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