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- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882160441
感想・レビュー・書評
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日本のキリスト教徒向けの切支丹史の教科書。簡潔にまとまっていると言えなくもないが、ここには、殉教した神父や信徒の話は出てきても、転んだキリシタンは登場しない。またキリシタン大名の業績を讃える言葉はあっても、布教の中で寺社や仏教徒への迫害もあったことは触れられない。だから「教科書」なのだ。そのことを割り切れば、長崎周辺のキリシタンの歴史を手軽に知るには便利な本だろう。
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キリシタンに対する迫害というと、踏み絵ぐらいしか知らなかったが、迫害と一言で言い表せないほどの拷問を受けていたこと、長崎でのキリシタンに対する迫害は明治初期まで続いていたことを、この本で初めて知った。
あんなにひどい拷問を受けてもなお、彼らが信仰を捨てないほどキリスト教に何があるのか、無宗教の私には理解できない。
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