ナチズムの芸術と美学を考える: 偶像破壊(イコノクラスム)を超えて

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  • 三元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883035823

作品紹介・あらすじ

ナチズム芸術/モダニズムという二項対立は戦後の言説によって強く規定されてきたのではないか。ナチズムの芸術表象について踏み込んで分析し、ナチズム芸術をもっぱら退行的とする議論やナチズムのイデオロギーからのみ語ろうとする単純化された議論を超えて、ナチズム芸術の多層性と同時代性、さらには現代性を明らかにし、ナチズムの脱神話化はかる。

感想・レビュー・書評

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  • 有名画家の伝説に疑問? ナチスへの傾倒が明るみに出て、メルケル首相もエミール・ノルデ作品を排除|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト(2019年05月10日)
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2019/05/post-175.php

    石田圭子先生 - 最先端研究を訪ねて -こんな研究をして世界を変えよう | こんな研究をして世界を変えよう
    https://www.sekaiwokaeyo.com/theme/l2555/

    石田 圭子 (大学院国際文化学研究科 グローバル文化専攻) | KUID教員業績管理システム
    https://kuid-rm-web.ofc.kobe-u.ac.jp/profile/ja.9dc5b3cc4031e88e520e17560c007669.html

    ナチズムの芸術と美学を考える
    http://sangensha.co.jp/allbooks/index/582.htm

  • ・画家エミール・ノルデの「神話」の実態がかなり面白い。

    ・建築家トローストの作品を見たら、困ったことに結構良いと思ってしまいそうだ。その後のシュペーアは「ん…ま…」なのだが。

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著者プロフィール

1969年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科専任講師。
お茶の水女子大学文教育学部外国文学科(英語・英文学)および東京藝術大学美術学部藝術学科卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程(美学専攻)修了・博士号取得。東京藝術大学、早稲田大学、実践女子大学の非常勤講師を経て現職。
専門は美学・藝術学・表象文化。美学会、表象文化学会、日仏哲学会、日本ドイツ学会会員。
主な業績に「<傷(トラウマ)>としての絵画?――アンゼルム・キーファーとナチスの記憶」(『ドイツ研究』44号、2010年)、「形姿(ゲシュタルト)と<芸術―政治共同体>」『批評理論と社会理論1:アイステーシス 叢書アレテイア13巻』(御茶の水書房、2011年)、「ゴットフリート・ベンとアルフレート・ボイムラー ――「占星術的」芸術観とナチズム」(『実践女子大学美学美術史学』26号、2012年)ほか。

「2013年 『美学から政治へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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