韓国人には、ご用心!

著者 :
  • 三五館
3.08
  • (1)
  • (4)
  • (3)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 38
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205615

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • <目次>
    1[予定は未定の寛容さ」
    2「ウリ」とビビンバ主義
    3完璧なキレイとカワイイの価値観
    4「ベタ」の凄み
    5のけぞる生体感覚
    6のぞき見の北朝鮮
    ==============================
    <b>1[予定は未定の寛容さ」</b>

     ・65%が中流以下の格差社会
     ・激しい競争社会が、それを支えるのは、失敗には寛容な態度。
    「摩天楼の青写真」
     だますつもりはないが、競争を勝ち抜くために相手に良すぎる話をしてしまう。
     都合が悪くなれば音信不通は当たり前。
     二日酔いには甘いが、基本、いい加減。
     「一度決めたことはトップが交代しても継続される」先進国へのコンプレックス

    <b>2「ウリ」とビビンバ主義</b>
     「ウリ(目的意識を共有した社会的な仲間)」が強いが、複数の「ウリ」を持ちそのチャンネルの切り替えが早い。
     とても「ウリ」であるうちは、非常に熱いが、それがなくなれば途端に他人。非常に切り替えが早く、現金で、情がないように見える。
     都合が悪ければ音信不通、でも利益が共有できそうなときにはウリをつくろうとする。

     ウリのなかでは迷惑をかける&かけられるのは当然で、身内や自分の失敗に甘い。

     国家という大きな枠が登場すると「じんと得をもって、韓国人が世界の中心となる」ととめどなくファンタジーが暴走してしまうが、ウリ中心意識のなせる業である。

     「一人当たりの所得が世界2位(ゴールドマンサックスの文言)」がいつのまにか「世界第二位の経済大国」と政府がオオゲサなプロパガンダとしてすり替える。
     そういうことも多いが、実際どうか、というより、国民全体に大きな目標を共有させ、韓国人としてのウリを確認するほうが重要。

     グレーゾーンの中で、青写真を共有することにより、そのうちに真実が立ち上がってくる。同じものを目指す同じものを目指すを売りのメンバー同士でワイワイしていれば、それこそ綱渡りの境地であっても快楽に浸れる。この不可思議な社会構造の中で、韓国に生きる庶民たちはスクラムを組み、どつきどつかれ、叫んでいる。

    <b>3完璧なキレイとカワイイの価値観</b>

    韓国では「キレイ」>「カワイイ」
    キレイ:少女時代のように完全無欠の外観、秩序を守るお利口さんな、立ち居振る舞い。⇒仮面をかぶっているので裏表が激しい。

    整形:50%以上、理由の8割は「自信がつくから」。第二位は「なんとなく」
    先進国らしからぬのもわかっているが、男は「酒」、女は「印象」で生きていく。

    秋元氏:K-Popとの差別化「キレイ」でなく「カワイイ」を演出し、身近で共感を呼ぶスタイルとする。

    K-Popや韓流への政府のテコ入れは「ヴィジュアルブレイク」である。これが今後「カワイイ」を後押しする原動力になるやもしれない。
    最近は、完璧さばかりを追い求める風潮も崩れつつある。


    <b>4「ベタ」の凄み</b>

    韓国の魅力は「ベタ」(非洗練) 
    カワイイ(不完全でも愛でる)、かっこ悪さ、いい加減さ、予定は未定の社会構造は「ベタ」と表現できる。

    泣き:
    願い、強く望んでいてものが挫折したとき、ウリの中で高い目標目指して湧き上るエネルギーが急に緩んでしまう。その時上昇エネルギーに隠されていたベタが生々しく現れる。

    「泣き」に巫女。音楽が聞こえてくるのいつでもどこでもダンスホールに大変身。うまいも下手も関係ない。いや、完璧さを追求する意志とは無縁で、神がかり的に人が変ぼうする。あるいはまた、陶磁器のゆがみ。まるで追及していた均整美を、「一抜けた」と放棄してしまったような、ぶっきらぼうのかわいい系。
     こうしたベタが、洗練さ、完璧さを目指す社会の中で、突然変異のように地下からあふれ出す。その瞬間に完ぺき志向とべたが突然混ざって生まれるのが韓国のキッチュだ。略韓国のキッチュは威力をもつ。

    <b>5のけぞる生体感覚</b>

    生体感覚:他人のからだを受容する感覚

    スキンシップは同性、異性とわず激しい。

    他人も受け入れるが、自分のからだも鍛える「モムチャン(よいからだ)教育」

    ごみのポイ捨て、立小便もアタリマエ⇒自分の「からだ」の痕跡の生々しさを残してもよい社会

    高学歴の買春率は高く、日本のアダルトグッズも大盛況

    <b>6のぞき見の北朝鮮</b>
    右派、左派がパックリ分かれ、政治はもはや「政治ショー」でしかない。
    若い人は冷めている。

    北朝鮮:恐るべき敵にして、かわいそうな人たち⇒もつれる世論

    統一は民族の願いだが、今すぐできるとは思っていない。なぜなら韓国の経済基盤がしっかりしていないからだ。つまり韓国人は揺れている。なので両極端の政党の間で行ったり来たりするという奇妙な現象が生まれている。

    民族という大きな枠で歴史を語る割には、民族意識は脆弱。
    同じ「民族」であったとしても、互いのウリが強烈過ぎて、すぐに分裂する。

    フランス人と語らう韓国
    彼らは自国の素朴さを無視して、素晴らしさだけを語ってしまう
    たとえ自国のものでも、近づかないと分からない繊細な魅力(韓服の模様や、地域の風土料理)を無視してしまう。

    外向きで土着性がない。
    地域の風土を大切にせず、みな「ソウル」を目指す。
    韓国のナショナリズムは「外向き」、日本は「内向き」

    「カッコよさ」を追求する姿勢(厚化粧)の下に潜む「ベタなウリ」

  • 韓国の勢いが、ハンパじゃない理由がわかったような・・

  • 韓国人の思想・行動について述べた本。韓国人というと最近の海外留学の多さ、韓国企業の躍進から脅威的に思われるけど、以外とズボラな人達なのかも、と感じた。

    あと韓国人には地域差が日本と比べて希薄だというのは初めて知った。あと韓国には右派と左派だけで中間派が存在しないというのは、思っていた通りだった。「北」の存在が影を落としているのだろう。

全3件中 1 - 3件を表示

平井敏晴の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×