M9シンドロームのクスリとは? 次の首都圏巨大地震を読み解く

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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205912

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  • 今月、イギリスの科学雑誌ネイチャーに日本政府は地震予知ができないことを認めるべきだという記事が載ったとネットニュースで見たが、この本でも同じことを書いていた。
    ネイチャーに記事を書いたのは元東大教授で、この著者も東大出身ということで恐らく面識はあるのだろう。
    地震や津波などの予測は、その場所で人間が遭遇した1000年程度の記録からではとても無理であり、そんなでたらめな予測で過剰な備えをM9シンドロームと言っている。そんなことをするよりも、仮に大地震が起きたとすれば、たまたま出くわした場所でどうやれば死ぬ確率が減るかという考えのもと避難したほうがよいという話だった。

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著者プロフィール

国立極地研究所並びに総合研究大学院大学名誉教授
固体地球物理学が専門
1937年6月1日生まれ
神奈川県出身
1966年3月 東京大学大学院修了(理学博士)、東京大学地震研究所入所・文部教官助手、地震や火山噴火予知の研究に携わる。
1966年12月~1968年3月 第8次日本南極地域観測隊越冬隊に参加。
1974年5月 国立極地研究所・文部教官助教授に配置換え以後極地研究に携わる。
1982年10月 文部教官教授
1993年4月 総合研究大学院大学教授兼任
【主な著書】『南極情報101』(岩波ジュニア新書、1983)、『地球の中をのぞく』(講談社現代新書、1988)、『地球環境を映す鏡南極の科学』(講談社ブルーブックス、2009)、『あしたの地震学』(青土社、2020)、『あしたの南極学』(青土社、2020)、『地球が学者と巡るジオパーク日本列島』(丸善、2021)、『あしたの火山学』(青土社、2021)、『あしたの防災学』(青土社、2022)、『地震と火山の観測史』(丸善、2022)他多数。

「2022年 『世界旅行の参考書 あしたの旅~地球物理学者と巡るワンランク上の旅行案内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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