SDGsの基礎

  • 宣伝会議
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883354412

感想・レビュー・書評

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  •  実用書と言うよりは論文集に近い形で構成されています。
     そのため、「この本独特の面白さ」と言う面は少ないですが、ファットな目線でSDGsの知識を得ることができます。
     私が本書の中で気に入っているのは、2章から3章において述べられている企業とSDGsの関係についてです。私が本書を読むきっかけとなったのは、仕事をしていると営業の方がSDGsバッジをしていることがあり、関心を抱いた事もあり、勉強できる点が多かったです。また、例がいくつか挙げられていますが、その例がよく知る企業だったので、より浸しみを持って読み進めることができました。
     本書は入門書としては少々ハードルは高い印象でしたが、難易度の割に学べる点が多くコストパフォーマンスが良い一冊でした。

  • SDGsが何か、学ぶ上では良い資料になる。しかし、中身は想定以上に薄い。日本におけるSDGsの推進策や、当時のSDGsに関する受賞「社」を見るとガッカリさせられる。日本政府がいかに受動的で、そもそもSDGsの能動的な主旨を理解していないかが伺い知れる。民間がいかに欧米諸国の先進的な前例から学んで自社としてのSDGsへの取り組みを考えることができるか。日本の未来はそれにかかっていると感じた。SDGs担当部署の配置をすれば良いという古い考えは捨て、全社的に取り組むべきこと。まずは膿をしっかり出し切ることから臨むべきだ。身の引き締まる思いがする。日本のSDGsにおいて大きく先進諸国より水をあけられていることを認識し、危機感を持つ本だ。(そう書いてあるわけではない)

  • 基本の理解にはちょうど良い。

  • ☆環境宣言?→具体的に何すれば良いのか?→SDGs?具体的でなければ行動できない

    2015年9月国連サミット 2030アジェンダ 副題(Transforing our world)
    No one left Behind

    地球の限界 Planetary boundaries

    Goals 重要項目ごとの達成先を示した地球規模レベルの目標 17
    Target 各国政府が定める

    日本の取り組み 2016年5月 推進本部会議…☆選挙で票にならない?
    GPIFも投資先として環境に配慮した投資先に配慮
    企業経営→環境,人権☆利益のみ・環境へトレードオフの会社はNG

    コカ・コーラ 2030年までにペットボトル,缶を100%リサイクル,植物由来のペットボトル,消費者の健康のためパッケージにカロリー表示☆存在自体が不健康な会社・この取り組みが高評価であれば大企業の金儲けのためのSDGs

    企業内部に根づかせるために Philosophy Leadership Strategy Structure System People
    5つのP…☆日本企業に定着しない英語かぶれ・ゴロでも覚えずらい 業界全体で安い理由が環境にトレードオフの会社は公表すべき・弱い人へのしわ寄せがいかない働き方改革

    Society1.0狩猟社会 2農耕社会 3工業社会 4情報社会 5

    エプソン ペーパーラボ(紙をリサイクルする機械・給排水工事不要・情報漏洩対策)☆価格は2,000万円 小中学校コピー用紙の一括購入3・4年分か?/秋田県コストは10倍だが意識啓発のため・テープ糊修正テープで不具合起こりそう!

    P59Developmentを開発と訳 発展途上国を想起→発展と訳す方が先進国に適用されやすい→持続可能性の世界の共通言語を使いこなす必要がある

    ☆投資の金が制度設計したヨーロッパへ・性能とコストで中国,日本企業に負けた→環境対策がモノの付加価値になってしまう

    2017年12月26日ジャパンSDGsアワード 第1回表彰
    サラヤ,住友化学(海外で衛生向上策,マラリヤ),吉本興行(タレントがSDGsをPR),伊藤園

    東京オリンピックの機会に情報発信☆コロナで無意味だった・1964年オリンピックとは時代が違う・今Society4.0情報化社会だから情報発信は気軽にできるハズ

    労働・人権を考慮した調達促進 2015年英国現代奴隷法 2017年フランス人権情報公開法☆戦前の植民地主義の反動?
    日本の調達で総合評価方式の加点項目として,障害者雇用,女性活躍,次世代育成…手間がかかるだけ・余裕がある大企業に有利

    オリンピック スポーツ,文化に加え環境が第3の柱へ(ロンドン大会から☆真夏の開催を行わないだけでマシになる)

    野放しの宇宙開発,地雷などの戦争残存物,LGBT,人口動態には触れられていない…価値観によって意見が分かれるデリケートな問題は避けた

    水の目標の指針「石鹸と水による手洗いの割合」→石鹸企業の戦略

    ☆略語ABC…定着せず みんなに健康を… 当たり前すぎる
    ☆ゴール1~ゴール17まで 英語の勉強を兼ねてエバノへまとめる事

  • 「基礎」と書いてあるけれども、私のようにSDGsのことも企業のことも何もわからない人からしたらかなり難解な本だと思う。横文字・略語・用語のオンパレードで、それぞれの語がどういう意味なのかを思い返しながら読むだけでも大変だった。

    ただ、SDGsとはなんぞやという大枠は理解できたので、この本を購入した目的は達成できた。付録にゴールとターゲットのまとめがあるのも良い。

    SDGsの視野にはスポーツ・美・芸術・エンタメなどが入っていないという指摘(p.157)は的確だと思ったし、それは最近アートの書しか読んでいなかった私にとってこの本が超難解だった理由にもなりうると思った。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00557227

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50167123

  • SDGSを本業化する。
    ユニリーバは、サステナビリティを中核にするブランドが成長、コカ・コーラは、健康増進の商品を販売。

    Society5.0=サイバー空間とフィジカル空間を融合させる。狩猟社会(1.0)、農耕社会(2.0)、工業社会(3.0)、情報社会(4.0)に続く社会。
    セイコーエプソンのペーパーラボ(社内で紙を作る)。

    ジャパンSDGSアワードで、表彰している。
    国連は、2030年に達成目標を置いている。
    物質的ではない要素はSDGSの視野に入っていない。エンターテイメント、スポーツ、芸術、笑い、知的好奇心の充足、など。
    世界の人口は2050年には、90億人を超える。アフリカと中東が増加。増加は幾何級数的から直線的になっている。

    企業が取り組む理由
    消極的な理由は、社会的なペナルティーを被るリスクを避ける、積極的な理由はSDGSが自社のビジネス機会のアイデア材料になる。SDGS的ビジネスに乗り遅れないように。
    ただし、寄付や慈善事業は、儲けから出せるが、sdgsは、本業を通じた社会貢献のため、ただ貢献すればいいわけではなく、ビジネスとして成功する必要がある。

  • 複数の著者が色々な観点でSDGsについてまとめてくれていますが、全体を通して何を訴えたいのかが今ひとつピンと来ませんでした。
    ただ、所々には気づきや学びはあったかなと思います。

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