- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883376544
作品紹介・あらすじ
黒川紀章の実弟でありながら、建築にとどまらず多彩に活動し続ける「東京のレオナルド・ダ・ヴィンチ」こと、黒川雅之。その日々のデザインワークが紡ぎ出す珠玉の言葉たちが、一冊にまとまりました。デザインを愛するすべての人を刺激する、ホンモノの人生哲学がここにあります。
感想・レビュー・書評
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黒川雅之氏のお話を伺う機会がたびたびあって、いつも、なるほどそんな視点があるのかと、感銘を受ける。そんな黒川氏の著書をようやく読んだ。
生きているという奇跡。
つくらずにはいられない衝動。
少し、
生きていくことに対して、肩の力を抜けたような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もうちょいオカルト色を減らしてくれれば好みだったのに。
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p.120
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(↑五つ星、という表示の星印が、なんだかそのように見えない不思議なシステムを利用しています(笑)。間違いなく五つ星の作品)
喜び、というしかない。出逢えたことの喜び。
internetで出逢ってしまわなくて良かった。blogで読んでしまっていたら、この書物を手にすることはなかった。
本というのは、その装丁デザイン、使われた紙、選ばれた文体、余白、、、その全てをもってして作品なのだなあと思う。書物というプロダクトの美しさ。
珠玉の一冊、というのはこういう作品を呼ぶのだろうなと思う。
節々に、生命(いのち)を感じさせること。黒川さんの用いる宇宙と生命(いのち)の捉え方が美しい。
向き合う姿、感じ取る姿に美があり、その人があり、世界が宿る。
存在のもつ可変性と不変性。感じることでしかみえないはっきりとした世界。
抱きしめたくなること。社会を、人類を、ではなく抱きしめたい人がいることということの実感。
黒川さんが名古屋ご出身であることと、4月4日生まれでいらっしゃることも、今日(こんにち)の私にとって嬉しい偶然であります。