半農半X これまで・これから

制作 : 塩見 直紀  藤山 浩  宇根 豊  榊田 みどり 
  • 創森社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883403530

作品紹介・あらすじ

「半農半X」とは、持続可能な農のある小さな暮らしをベースに、天与の才を世に活かす生き方。平たくいえば農業を営みながら自分の好きなこと、やりがいのある仕事に携わる生き方ということになる。
田舎暮らしや新規就農、定年帰農など農的暮らしへの関心は高まっているが、いざ実現するとなると所得はもちろん、移住先の就農・就業の機会や住まいの確保など生活基盤づくりのハードルがそれなりに高い。その点、半農半Xは当初の経済的負担が比較的少なく、段階的な取り組みで就農・就業の目途がつくことなどもあり、若い世代を中心に受け入れやすく、普遍性のあるものとなっている。
低成長、脱成長の現代。ニューノーマル(新常態)と呼ばれる働き方が拡大しており、本書は、半農半Xに取り組む方々の現場での実践報告を主に関係者、研究者などの視点、指摘を加え、その意義・役割と具現性、可能性を照らし出すことを企図している。

感想・レビュー・書評

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  • 半農半Xを実践している方の体験談をまとめた本。みなさんに共通していることは、農に対して明確な意志、問題意識、価値観があること。まずは少しずつ初め、自分の価値観が固まってから移住などの実行をされている。農は自然相手なのでうまくいかないこともあるけど、自分で食べ物を自給できたらとても豊かな暮らしになると思う。特に日本は災害が多く物価高などの問題もあるので、これからの時代は自分で食べ物や住む場所を作る自給生活が1番基盤が安定して強いと感じました。今の社会を見ていると、全てをお金にたよった生活になっている。それだと社会情勢にもろ影響を受けるし、いくらお金を稼いでもループから抜け出せないと思う。だから、自給生活で強い生活を自分はこれから作っていく。そのために、ベランダ菜園を初め、コンポストを作ったり、ゴミを減らす行動を今から取っていく。小さなことから初めて、どんどん出来ることを増やしていけば、気づけば自給生活となり、お金への依存度を減らせると思う。

    ◎参考になったページ
    104.105.136~136.143.144.146.147.150.152.158.160.162.163.171

  • 行政は期待している一方、我々は農業の担い手になりえないと断言している人も出てきたり、めんどくさい思想家もいて、難解ホークスだと思った。いろいろな人がいて、生態系として地域や農業を支えていくというので良いのかなと思ったが、どうなんでしょうか。

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著者プロフィール

半農半X研究所代表/総務省地域力創造アドバイザー/AtoZ Maker
1965年京都府綾部市生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程(メディアアート領域)単位取得退学、美術博士。フェリシモに約10年在職したのち1999年、33歳を機に故郷の綾部へUターン。2000年に「半農半X研究所」を設立し、21世紀の生き方、暮らし方として、「半農半X(エックス=天職)」コンセプトを提唱してきた。古典的編集手法「AtoZ」を使って、人と地域(集落)のXの可視化や地域資源活用のためのアイデアブック(未来の問題集)づくりもおこなう。著書に『半農半Xという生き方【決定版】』(ちくま文庫)など多数。台湾、中国、韓国でも著書が翻訳、発売されている。

「2023年 『半農半X的 これからの生き方キーワード AtoZ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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