スイートスイーツセレクション: 一度は食べたい!パティシエいち押しのスイーツ選集

  • ギャップ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883573004

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  • 1週間に一度、休日にのんびりと寛ぎながら、スイーツを食べる。酒も煙草もダメな私にとってのささやかな幸せのときだ。
    でも、せっかくのスイーツ・タイムに、近所のスーパーやコンビニのもので済ますのはちと寂しい。決してスーパーのもコンビニのもまずいわけでも嫌いなわけでもないけれど……。ファミマのなんて好きなくらいだけど。でもでも……。

    だから、こんなガイド本で、自分の好みに合いそうなものをいつも探している。
    最近食べたのは、2010年DLG(ドイツ農業協会 国際食品品質品評会)金賞受賞の「バウムクーヘン リング」。そんな賞のことなんて全く知らなかったけれど、そういうのには弱い。つい買ってしまう。最近流行りのスポンジのように柔らかすぎるものとは違うし、昔のしっかり焼き固めたものとも違う。やや柔らかめでしっとりとした食感で、甘さもしつこくない。飲み込めば、即座にあとを引く。一緒に食べた人が「ちょっとボソボソ」と言ったけれど、私にはバウムクーヘンとしてはちょうど良いしっとり感に思えた。美味しさは、昔ながらの味をグッと洗練させた感じ。昔のは独特のくどさがあったが、これは変な癖がない。ぜひともまた食べたい逸品だった。
    その前の週は、ベルギーモンドセレクション3年連続最高金賞受賞の「マカロン」7種。アマンド、バナナチョコレート、カシス、フランボワーズ、パッション、チョコレート、抹茶の7種。マカロンはもらったことはあったけれど、自分で買ったのは今回が初めて。感想は、「やっぱり美味い」。特に、フランボワーズがとてもとても気に入った。ねっちりとした歯応え。フランボワーズの爽やかな酸味を感じた途端、リキュールやバターなどがその酸味を適度に緩和し、甘さと絶妙なバランスで溶け合い口の中に広がった。チョコレートと抹茶も気に入った。原材料を見たら、7種どれにもアーモンドが入っている。そういえばアーモンドはケーキにも良く使われている。アーモンドってエライ! ただ、残念なことも。サイズが小さすぎる。最低でももう2まわりは大きくてもいいんじゃないだろうか。このお店のは7つで900円と、他店より安いので仕方ないが、こんなに小さいと食べ応えがないし、満足感に欠ける。450円のケーキ2つの方が、私には満足感がある。

    以上、バウムクーヘンもマカロンも本書の紹介ではないけれど、本書のようなガイド本でみつけたもの。いきなり遊びに行った街で買おうとしても、どこで買おうかと迷うばかり。たとえ1店舗に絞れたとしても、その店に入ればすごい種類の商品が魅力を振りまいていて、やっぱり迷う。
    友人の中には、どこに行ってもモンブランしか買わないし、食べない人もいるけれど、それも寂しい。こんなに美味しそうなものがいろいろあるのだから、いろいろ試してみたい。だから、本書のようなガイド本は嬉しく、楽しい情報源にしている。

    本書は、オーソドックスなガイド本。東京の店を紹介している。こういうガイド本をチェックしてきて、まだ買いに行けないまま気になっている店に、神楽坂の<カー・ヴァンソン>がある。シンプル・シック・ナチュラルをコンセプトにしているそうだ。本書でも、他の本でも、記事を見ると、スイーツ好きの心を擽る「こだわり」が感じられる。スイーツ専門家も高く評価している。訪れたい。

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