定本神の悪フザケ

著者 :
  • 青林工藝舎
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本棚登録 : 91
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883790555

感想・レビュー・書評

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  • いじめられた経験のある人にしかわからない感覚が全て詰まってる。
    究極の自己否定感をお持ちの方は是非読んでみてください。

  • いやーなんだろこれ
    絵も特に上手くもなく話も凄い面白いという訳でもない
    兎に角読むのが苦しい、読み終えた後の疲労感が凄まじい一冊
    しかし不思議と何か分からない得体のしれない魅力が詰まってる気がする不思議で陰鬱な物語
    これはきっと一人ぼっちのバイブル

  • 私はただ死ぬのが怖くて生きているだけなんだ、というセリフが悲しかった。

  • 高校生の頃、この漫画みたいな学生生活を送っていた。もっと堕落していたかな。男でも共感できる一冊。兎に角、暗くて共感できる内容でした。

    ネガティブな漫画を描く作家の聖書みたいな本。

  • 肺腑を抉るようなまんが.主に学生時代のはなしが多い.
    キツイ内容なのに淡々とリアルで細かい描写が展開されていく.
    作者は敏感に人間を観察してたんだなぁ,っておもった.
    疲れるけど,ときどき読みすすめたくなる不思議なマンガ

  • 私が購入したのは表紙が黄色いやつだった 改訂版かしらん?  それよりヒヨ子ちゃん(本書で出てくる脇役的なポジションの子)が可哀想過ぎる

  • よくある日常。なのに地獄。

  •  漫画はほとんど読まない自分だけれど、こんなに気分が悪くなる漫画はあまりないと思う。読んでいて顔がひきつるのが分かる。分量はそんなに多くないが、相当重たい漫画だ。
     ちなみに著者の山田花子は自殺した。自殺は社会に適応できない遺伝子を世の中に残さないためにするという説をかつて聞いたことがある。彼女はあまりに繊細すぎて、周囲の全ての人に好かれようとしすぎたのだ。
     「こんなこと思っていると知られたら嫌われるかな、なんて思っているって知られたら…。」
     もし、こんな風に考えたことがある人は読まないほうがいい。夢に出ます(経験者談)。

  • とにかく業の深い人だった という印象が

  • 自殺した漫画家。いろいろ考えさせられる。 自殺者の書は、遺書のような気がしてならない。背筋がのびます…

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著者プロフィール

山田 花子(やまだ はなこ、1967年6月10日 - 1992年5月24日)は、日本の漫画家。本名、高市 由美(たかいち ゆみ)。旧筆名は裏町かもめ、山田ゆうこ。実妹は漫画編集者の高市真紀。
自身のいじめ体験をベースに人間関係における抑圧、差別意識、疎外感をテーマにしたギャグ漫画を描いて世の中の矛盾を問い続けたが、中学2年生の時から患っていた人間不信が悪化、1992年3月には精神分裂病と診断される。2ヵ月半の入院生活を経て5月23日に退院。翌24日夕刻、団地11階から投身自殺。24歳没。
著作に『神の悪フザケ』『嘆きの天使』『花咲ける孤独』『魂のアソコ』『からっぽの世界』『自殺直前日記』がある。

「2018年 『自殺直前日記 改』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田花子の作品

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