- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883791293
感想・レビュー・書評
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2016.4.30市立図書館
もとはガロ掲載のコミック。虫や小鳥たちの小さな世界、昔から言い伝えられるちょっとふしぎなお話など。はかなくせつない。こういう水木しげると杉浦日向子のハイブリッドみたいな世界はハマる。
小さなものの世界、そして和物の世界を愛し、こまごまと描きだすことに喜びがある、こういうひとを探しだして絵本(くものすおやぶんなど)を描かせる福音館書店もえらい。ガロとの仲は佐々木マキ以来なのだと思うけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんちゅう視点のお話がたくさん詰まった素敵なコミック。虫たちの世界が擬人化されたらこんな感じかもなぁ。
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話はいいんだが、
絵が好みじゃないのがちょっと残念。 -
こんな細かい擬人化された虫たちをせっせと描いていた人がいるなんて…マイナーだけど、いいです。着物来た虫たちがかわいい。 この人が描いた絵本 くものすおやぶんとりものちょう はうちのクラスの子たちに大人気でした。
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虫も好きなほうなので読んでみました。独特の空気と不思議な味わいのある画風で、分野は違うけれども(虫と江戸)、杉浦日向子さんを思い出しました。
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2010.11.24
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「虫けら様」から表紙の美しさがさらにパワーアップ。「今晩は秋も名月です/こんな日には命の潮の引く音がよぅく聞こえます」(コオロギの談)題名にもよらず、インコや猫、吃音の小さな少女、夫婦になる手前の男女など稼業のメンツは増えています。ちょっと尻切れとんぼな話が多いような気がして、作品集としては前作のほうが好きです。でもこれのウグイスと無頼の猫の月夜の話「十三夜」が本当に素晴らしい。いったい、月夜に終わった命はどこにいけるのでしょうか。
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突如として気になってきた本2
追記:こちらも読みました。虫の生活というよりも世界の裏側というかあちら側というか、そういう雰囲気がよろしい。
四谷シモンが「神様って?」と質問したら「虫みたいなもの」と答えたという澁澤龍彦のエピソードを思い出した。 -
またまたほとんどが虫モノですが、猫と小鳥が主に語る“十三夜"が飛び切り良かった。