ピンクニップル

著者 : 古泉智浩

• 青林工藝舎 (2008年4月30日発売)

感想・レビュー・書評

[yuki4さんの感想 · 2022年10月27日]

何十年も前に漫喫で読んだマンガの
1シーンを思い出し、
無性に読みたくなったことがある。
作者も作品名も分からない。
ヒントはラブホでデリヘルを呼び、
車のナンバーを衝立で隠すシーンがあったこと。
それとデリヘル嬢に本番を迫って態度を
豹変されるシーン。
簡略化した絵も印象深かった。
漫喫のいかがわしい空気と異様にマッチして
いた気がする。
ネットで丹念に検索し画像を辿って
奇跡的に見つけた。
古泉智浩の『ブギー・ナイツ』。
メルカリで探してこの作品とほか数冊を購入した。
『ブギー』を読んだ時はさすがに
感極まるものがあった。
本書はその数冊の中の一冊。
ひときわ輝いて見えた。
読むのを最後の方に取っておいたほど。
こういう直感って利く。案の定すごく良かった。
古谷実『シガテラ』、押見修造『惡の華』に並ぶ、
生涯の1冊と言って良い。
とことんのダメ男っぷりがいい。
容赦なくてかえって清々しい。
巻末の作者の文章
「セックスのことを24時間考えている」も良い。

[wwwtoshiakijpさんの感想 · 2017年8月1日]

古泉先生の中短編集。
マンガだからスラスラ読めるし、古泉先生の作風に触れることが出来て楽しい。
特に表題作のピンクニップルがすごい。何度読んでも最後の見開きページで痺れてしまう。
100ページ位の長さでこんなに感動出来るなんて、ヤバイです。

個人的には、自称パチプロのおじちゃん (と、それに憧れるクズな主人公の関係) に味わいがあって好き。

[もりさんの感想 · 2008年5月19日]

2008/5/19購入

[matakoさんの感想 · 2008年5月15日]

読み終わった後に、自分のニップルは何色か確認してしまった。