ソース (-)

著者 : マヒル

• スターツ出版 (2012年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[namさんの感想 · 2012年8月6日]

キャンペーンで頂いた作品。
まず表紙の絵が個人的に好きではなく、
おそらく主人公であるだろう男性を
このイメージで進めるのは難がありました。

内容は題名と帯から想像していたものとは､
結構序盤から違っていました。
あぁそういう感じかぁ、結構よくある感じじゃない？
と思い読み進めて行くと、
なんだか重いような、うっとうしいような、
主人公(と医師)のソースさんへの想いが
むしろ気持ち悪く思えてきました。

自分の好きな話ではなかったですけど、
最後の1ページの展開には、心底驚きました。
｢ソース｣がそういう意味を為すとは･･･。

[stuinaさんの感想 · 2012年8月5日]

恋は盲目。
思春期の男の子の必死さや視野の狭さが、垣間見える物語だなぁと感じました。
評価★が低いのは、ただ単に私自身の好みではなかったというだけです。
物語にのめり込むというより、サラサラと文字を追って、あっという間に読み終わった感があります。
活字に親しんでいない人には、読みやすいのかもしれません。
日常的な恋愛物語というよりは、非日常であり得ない設定ではあるものの、そんな状況に振り回される主人公の相手への想い、自分自身のふがいなさ、将来への希望、そういった様々な気持ちは素直に表現されているように思います。
最後の結び方は、作品全体を綺麗にまとめていて、なんとなく清々しい気分になれました。