ホスト裏物語

著者 :
  • 彩図社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883926091

作品紹介・あらすじ

ドンペリの値段、バックレ、給料、枕営業、警察の手入れ、ホスト寮…。

ホストの世界の本当の姿、
あなただけにお見せします。
きらびやかに見えるホストの世界、
実は泥臭い物語が詰まっている!

感想・レビュー・書評

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  • 慶應大学卒の高崎ケン氏。色白で少々ぽっちゃり系、決してイケメンとは言えず、背もそんなに高くない。ホストなど自分に無縁だと思っていたのに、酔っぱらって歌舞伎町を歩いているときにスカウトされます。興味は惹かれたものの、自分にはサラリーマンとして普通に職がある。即答できずにいると、スカウトしてきたミルクさんが「週1でもええから」と言う。んじゃやってみるかと飛び込んだホストの世界。

    文体がしっかりしているので、軽めながら軽すぎず。ホストになる経緯いろいろ(スカウト、面接、紹介、その他)に始まり、以前からどうなっているんだろうと好奇心を抱いていたドンペリの値段や、客のタイプ一覧(冷血系、ノリノリ系、おばさん系、不思議ちゃん系、仲良し系、地味系)、タイプ別の接客難易度や押さえるべきツボに、客の種類(新規、フリー、枝、太客、エース)によるランク付け。ホストの給料や寮の実情、涙ぐましい営業努力に興味津々。

    これだけ読んでいたら「大変だけど楽しそう」と思えたでしょうが、『東京難民』を観たあとは笑うことはできません。華やかに見える職業も辛いこといっぱい、やはり楽して稼ぐことなどできないのだなぁとしみじみ。

  • ヒドイ話だらけです。
    でもこれがリアルだな……という感じの本。
    夢を持っている人には向きませんが、裏話的なことを聞きたい人にはよさそうです。

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著者プロフィール

1979年札幌生まれ。慶應義塾大学卒業。一流企業に就職するも、10ヶ月でドロップアウト。以後、テレビAD、バーテンダー、アダルトビデオ制作、ホスト、派遣社員など30種近くの仕事を経験。2007年よりアムステルダムの企業で働くもわずか1年半で倒産。現在、アジア各国を放浪中。人間モルモットで稼いだ金で訪れた国は47ヵ国。著書に「ホスト裏物語」(小社刊)、「ドロップアウト 偏差値70からの転落」(アルファポリス刊)がある。

「2012年 『アジア沈没旅行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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