社長さん!銀行員の言うことをハイハイ聞いてたらあなたの会社、潰されますよ!

著者 :
  • すばる舎
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883997701

感想・レビュー・書評

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  • 中堅中小企業で経理で銀行担当をしてます。
    近年では銀行も徐々に中小企業への関わり方を変えていると思うので、発行が2012年だから少し古い銀行のような気もするが、自分も担当になって3ヶ月くらいなので、銀行員が基本的にどんな考えを持っているのかを知ることができて良かった。
    メガバンクとの付き合い方について情報がほしいなぁ。

  • 職場の隣に席の若きビジネスマンに借りて読んだ。普通に面白かった。一種の暴露本だな。これが本当なら銀行員は二枚舌の筆頭だな。組織の中でがんじがらめだな。信用しちゃいかんってことだな。肝に銘じておこう。

  • 保証協会を使わない融資を狙うなら、きれいな担保を見せる。融資の決定は1週間くらいで。売上至上主義は終わった。サービサーで買い取り時、免除益に注意。根保証は絶対ダメ、最低でも確定債務。意外と勉強になった。201312

  • 著者は元群馬銀行営業担当者。現在は(株)フィナンシャル・インスティチュート日に勤務。中小企業の再生コンサルタント。

    本屋の目立つとこに置いてあるんで、読まずにはいられなかった。

    感想、 『群銀。』

    言葉が悪いのはわかってますが、すんません、率直な感想です。

    印象的なポイント。

    1.保証協会付はポイントが高い(担当者の評価アップ)。
    訂正します。 舐めてました。。

    2.『検討します』は疑え
    あると思います。多々あると思います。

    3.『できれば○○して欲しい』は、『絶対やって』という意味。
    あると思います。おおいにあると思います。

    融資のポイントとか説明してあったのは、社長さんにとっては良かったと思います。

  • 銀行の考え方として、「天気の良い日には傘を貸すが、雨の時には貸さない」というのは有名なフレーズですが、昨年夏までの好景気?が終わってから、銀行の中小企業への態度の変化も大きかったことでしょう。この本は資金繰りに苦労されている中小企業の社長さん向けに書かれた本のようですが、中小企業診断士である私にとっては参考になる本でした。

    お金というのは、あればあるほど良いとは思いますが、それは返す必要のない自分のお金だった場合であり、返さなければならない他人のお金は、銀行員の言いなりになるのではなく自分で本当に必要なのはどれ位かを把握してから借りるのが当然だと思います。といっても経営者には難しいことだとは思いますが、この本に書いてある内容は彼らにも参考になると思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・銀行員は定量分析(企業業績を数値化して客観的に判断)により相手を判断する、銀行家は定性分析(経営者の人格・力量を判断)も重んじる(p8)

    ・以前は貸しはがしをする場合も1年くらいかけて少しずつ絞っていったが、現在は1~2ヶ月で手のひらを返したように急変する(p36)

    ・融資の5原則のうち、使途・財源(売上か利益で返却するか)・保全(担保、保証人、保証協会等)を説明できれば良い、残りの返済期間・利息レートは交渉可能(p39)

    ・借りる側は保証協会へ保証料として1%払う必要があるので、銀行からかりるレートを安くすることができても実質は高くつく(p42)

    ・銀行はいまだに学閥がある世界であり、地方銀行などは大学に加えて地元の有力高校を卒業している必要あり(p49)

    ・銀行は腐りかけの鯛(売り上げた伸びた後に下がっている会社=もっとも資金が必要)が好きである(p56)

    ・銀行の担当者の成績に最も直結するのは、新規・長期・保証協会付きのもの(p57)

    ・銀行の金利は、0.125%きざみ(p63)

    ・銀行からの月々の返済額の増額を要求されることはない、民法の「期限の利益」により増額返済は要求できないから、ただし期限の利益が喪失した場合(不渡り、代表者の失踪など)は、一括返済の要求はある(p84)

    ・銀行では手形、小切手を含めた取引伝票はすべて保管されているので、業績が良いときからメインバンクは2つ持っておくのが大切(p167)

    ・融資の返済口座が当座預金で、手形小切手の決済口座がそれと同じ場合には、銀行に全てを握られてしまう最悪のケース(p189)

    ・保証には2種類あり、確定政務保証は債務が限定されているが、根保証の場合は、不特定(将来融資を受けるかもしれない債務も含む)ので注意を要する(p211)

  • 銀行と交渉する時に使える79のネタが詰まっているのかと思ったら、全体的に内容が薄い。
    まず第1章の13個が「女性行員に嫌われたらおしまい」など幼稚な内容で、この序盤の印象で内容の薄さのイメージが作られる。
    著者は元地方銀行の銀行員ということで、著者含め行員自身が「銀行員は特別」と思っていることがよく伝わる。
    銀行員だって単なるサラリーマンの一員という認識でいれば、ここに書かれている内容は何ら特別な内容ではない。
    ところどころ役に立ちそうな記述はあるが、銀行交渉に慣れていない初心者向けといったところ。

  • 銀行と中小企業の関係を書いた本を読んで4冊目です。
    似ていますが他に載っていないこともありました。
    終章の銀行員が使う言葉の本音と建前について書かれてあったのが、参考になりました。

  • 元銀行員でコンサルタントの著者が銀行員時代の経験をもとに金融機関との付き合い方を紹介している。

    銀行員の生態、都銀と地銀、信金の社風の違いや銀行員の気になるセリフの裏読みなど、銀行に騙されない、対等に付き合うたも実践的なノウハウを学ぶことができる。

    銀行のノルマや昇進の仕組みなど、敵を知り、己を知れば百戦あやしからず…なり

  • 内容紹介
    取引先から商品を仕入れるとき、いろいろ交渉しますよね。 お金だって同じです。あなたが〈商売をする上で必要なお金〉を〈銀行という取引先〉から〈仕入れているだけ〉なのです。
    ただし銀行は、ほかの取引先よりもちょっと厄介。だけど、傾向がはっきりある。その傾向をつかんで交渉に立つだけで、今よりぐっと銀行との付き合いはラクになります。金融不況を生き抜くための「知恵」と「知識」を本書でぜひ、身につけてください!



    すごいビックリ!
    初耳!
    まゆつば!ってところはないですが、なかなか学びが多き本ですよ。

  • 銀行の実務的な部分まで見えておもしろかった。学生とかも読んでみてもいいと思う。

    銀行は「晴れの日に傘をさしてきて、雨の日には取り上げる」って言われるのが、なるほど納得。

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著者プロフィール

篠﨑 啓嗣(しのざき・ひろつぐ)
株式会社しのざき総研 代表取締役
日本財務力支援協会有限事業責任組合代表理事
大学卒業後、群馬銀行入行。在籍10 年間のうち融資及び融資渉外を通算9年経験。融資案件800 件を通じて財務分析・事業性評価のスキルを身につける。その後、日本生命、損害保険ジャパン、事業再生コンサルティング会社等でリスクマネジメントスキルと経営計画策定、資金繰り実務を身につける。
代表作『社長さん! 銀行員の言うことをハイハイ聞いてたら あなたの会社、潰されますよ!』(すばる舎)は10 万部を超えるヒットを飛ばす。ほかに『SWOT分析を活用した「根拠ある経営計画書」事例集』(マネジメント社、共著)など、著作は10 冊以上。

「2021年 『社長! こんな会計事務所を顧問にすれば あなたの会社 絶対に潰れませんよ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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