MONKEY vol.13 食の一ダース 考える糧

制作 : 柴田 元幸  リオノーラ・キャリントン  堀江 敏幸  西 加奈子  戌井 昭人  小山田 浩子  ブライアン・エヴンソン  砂田 麻美  神 慶太  村田 沙耶香  ジェームズ・ロバートソン  坂口 恭平 
  • スイッチパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884184155

感想・レビュー・書評

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  • 創刊号から愛読しているMONKEY。(と言っても、積ん読になっていて今頃2017-18 秋/冬号を読んでいる。。) 今号のテーマは「食」。冒頭でいきなりエドガー・アラン・ポーやポール・オースターの小説には、食に関する記述がない、あるいは記述がいい加減なことに気づいた、とくる。それもあってか、MONKEYにしては珍しく翻訳ものが少なく、日本の作家の作品が続く。
    久しぶりに触れた堀江敏幸も良かったが、光ったのは村田沙耶香。『コンビニ人間』で脚光を浴びたのは知っていたが、あまのじゃくなワタシは書店で手にすることもなかった。ところが、MONKEY vol.11で柴田元幸との対談を読んで、あまのじゃくを返上し、『コンビニ人間』を2時間と少しで一気読み。そんな中、今号に『素晴らしい食卓』という短編で再登場。しかも、この短編、『コンビニ人間』同様、現代の切り取り方が薄気味悪くて絶妙。これは少しクセになるかも。

    …などと書いている自分は、(村田をピックアップするような)柴田元幸ワールドにますますはまっているのだなとあらためて自覚した次第。

  • 古本屋さんで、勧めてもらう。岸本氏はもちろん、川上弘美氏、村田沙耶香氏、翻訳短編も読みたくて、背伸びして購入。
    どれも短編なので読みやすく、毎日どれを読もうかと楽しんでいる。
    こんな文芸誌もあるんだな。楽しいし嬉しいし。

  • テーマは食。現代とか都会とかアメリカとかそういった舞台に惹かれる身としてはあまり好みのものはなかった。唯一、砂田麻美の溶けてゆく名前は良かった。

  • 砂田麻美さんの短編が一番良かった。村田紗耶香さんは相変わらず。

    モンキーだけは買い続けているなあ。

  • 特集:食の1ダース
    創作料理の写真が印象的。ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞講演の翻訳は貴重。

  • 柴田さんが「食べること」「食べないこと」を物語で意識したのは、エドガーアランポーの小説を読んでからとのこと。

    ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞講演のスピーチが全文掲載されています。

  • ボブ・ディラン「ノーベル賞受賞講演」 ですって、、、

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    「食」をテーマにした特集をお届けします。
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