斎藤公子(1920年-2009年)保育実践家
富山市生まれ。東京女子高等師範学校にて、倉橋惣三の指導を受け、戸倉ハルより「リズム表現」を学ぶ。後に「律動」を西垣郁美に、「リトミック」を小林宗作に学び、多くの子どもたちを保育する中から独自の「リズム遊び」を生み出す。宮武辰夫から、知的障害がある子どもの描画について教えを受け、1956年埼玉県深谷市に「さくら幼児園」開園。統合保育の記録映画として1977年~85年「さくらんぼ坊や」シリーズが製作され、1986年「アリサ ヒトから人間への記録」が文部省特選。斎藤公子の保育実践は“さくら・さくらんぼ保育”として全国に広がった。晩年、オランダから来日した重度脳性麻痺の子どもの保育にも尽力し、2003年には「第7回内藤寿七郎国際育児賞希望大賞・生命の尊厳賞」を受賞。2008~2010年「DVDブック子どもたちは未来」シリーズとして最後の実践を作品に残した。
「2021年 『映像全集・斎藤公子の保育【全6巻】[ライブラリー版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」