鳥の生命の不思議

著者 : アドルフ・ポルトマン 長谷川博

• どうぶつ社 (2003年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

鳥は翼をはばたかせ、空を自由に飛翔する。鳥は卵を産んであたため、生まれたひなを保育する。鳥はわれわれ同様、温血動物でありながら、きわめて特異な生活様式を獲得した。世界的な生物学者アドルフ・ポルトマンが、長年の調査・研究にもとづいて謎にみちた不思議な鳥の世界を紹介。体のしくみ、そのはたらき、行動や生態、社会関係などさまざまな角度から、鳥のすべてを、わかりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

[ijklmnさんの感想 · 2016年4月19日]

本当に鳥、というか鳥類そのものに焦点した内容

[あや0212さんの感想 · 2010年2月1日]

語句が専門的になりすぎなくて読みやすかった。
鳥の羽の形成ってドラマチック。
ここの部分はNHKスペシャルあたりでCGにして見せて欲しい。

２０年以上前に書かれた著書で、新しい発見なんかもいろいろあると思う。
でも端々に顔をのぞかせるポルトマンの人柄が魅力的。
誠実で柔軟でバランスのとれた人だったんだろうなあ。

最後の部分はもちろん好きだけど、ここも好き。
『もしわれわれが熱帯の古い文化をもつ民族であったなら、「われわれの」鳥は「夏を越すために」北へ旅をすると表現するだろう』

最後の部分もせっかくだから書いておこう。
『われわれがこれまで考察を重ねて追求してきたことは、研究という手段によって事実を確認したうえで、言葉で表現できることと推測の域を脱していないこととを区別する、ということにすぎない。それゆえ、われわれはまた、詩的試みを楽しみ、熱望によって鳥たちの経験を夢想しよう。なぜなら、われわれ自身の生活を振り返ってみても、実際の生活は、研究の結果、言葉で表現できることよりも、はるかに豊かなものだからである。』

(10.02.14)
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図書館

[cqe06236さんの感想 · 2008年5月20日]

鳥の起源
羽の謎
美しい羽の不思議
鳥はなぜ空を飛ぶのか?
体内で起こっていること
鳥の体はあたたかい!
魚卵から鳥卵へ
産卵と抱卵
最初のひな
自立したひな、無力なひな