- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784886836427
作品紹介・あらすじ
○権力を取って世界を変えようと思ってきた人々に―衝撃の書。 ○革命が不可欠でありながら不可能と見える時代に―論争の書。 ○英・独・仏・西語につづく日本語版ついに発刊!
感想・レビュー・書評
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20090411 浦安中央図書館 【借入】未読
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きっと何か新しい視点があるはずと、心躍らせて期待して(5つ★付けたのは、私の過剰な期待感です)読んだのですけれど、残念無念、事態はここまで深刻なのかと、落胆してしまいました。ブロッホやルカーチやホルクハイマーを受け継ぐ同じ系譜とか、同じ水準などと評価する方がいらっしゃるとか聞くに及んで、とても信じられませんでした。ジョン・ホロウェイいわく・・・21世紀の初頭に、もはや革命が不可能であることがはっきりしたのは、実際には特定の型の革命概念が歴史的に敗北したことの反映にほかならないのです。その特定の型とは、革命を国家の支配と同一視する革命概念なのです。・・・こういう手合いの、無知蒙昧な観念論、もしくは現状分析の出来なさこそ、革命の真の姿を見失させ混乱させるマヌーバーとして、かつてマルクスやレーニンが、激しく真正面から厳しく排撃したのではないでしょうか?・・・などという感想を一読して持ちましたが、すべては久しぶりの、例によって革命好きな私のこと、成り切り=感情移入=革命ごっこ、っぽいことですので、関係筋の方は、ゆめゆめ何だこいつはなどといかにも真剣に立腹されないように、お願い申し上げます。それより読んでいる途中で、極めて通俗的な、専門家からは一笑に付される事柄をふと思い出しました。それは、かつて読んだトンデモ奇想天外な話です。もしくは灯台下暗し、というか、コロンブスのたまご、というか。作者も忘れましたが、それは大筋こういう話です。例として一番分かりやすく言えば、今の腐敗政党の自民党の麻生首相が、ある日突然、実は私は本当は今の政治に反対で、本日から今までの不正をすべて正して国民のために尽くします、と宣言して、今までと180度転換した正義の政治に着手すること。つまり志を秘密にして、活動しやすいように、現在の主流の悪辣政党に入って、伸し上がって頂点になってから大転換を行う、という発想に基づいた物語を、以前どこかで読んだことがあります。小説ではなく劇作だったような記憶がほんの少しありますが、定かではありません。あと1つは、このところのイチローの活躍も含めた妄想なのですが、数年前から思っていたのですが、なぜ民主党は、綾瀬はるかをイメージガールに起用しないのか?なぜ共産党はスマップをイメージキャラクターに採用しないのか?(パッと思いついての人選でデタラメです、相応しいかどうか不明ですしギャラのことは・・・)例えばイチローでユンケルが5倍売れる効果があるように、それぞれの政党のイメージアップに、ということは票に、多いに拡大効果があるはずではと、思うのですが・・・私としたことが、少し下世話なレベルに落としすぎた嫌いがありますね。