エピソ-ドでたどるパソコン誕生の謎

著者 : 岸野正剛

• 電気学会 (2010年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

"パソコン"は誰でもが知っている。しかし、パソコン誕生には多くの驚くべきとんでもないエピソードや若者の夢から生まれた技術が含まれている。多くの電子技術はパソコンが世に出る鍵になった。マイクロプロセッサの開発もその一つだ。これなしに現在のパソコン、ケータイ、コンピュータ、そして、インターネットはあり得ない。本書は、インターネット誕生までに生まれた一見難しそうな電子技術の謎とき問答であるが、話は女子大新入生と町の物知り博士の対話の形で流れていくので、若者たちだけでなく多くの一般の読者に違和感なく受け止められるに違いない。

感想・レビュー・書評

[iculibさんの感想 · 2020年3月6日]

【新着図書ピックアップ！】パソコン誕生には、たくさんの謎があった。その謎を掘り越していく本。通子さんと博士の対話形式の本。慣れないと、少し読みにくいかもしれない。コンピュータの発展は、突然いままとちがった形で出現する。なぜ、それまでに存在しないマッキントッシュが出現したか、謎が解き明かられる。

著者プロフィール

1938年生まれ。大阪大学工学部精密工学科を卒業、日立製作所中央研究所に入社。X線回折、半導体デバイス研究のエキスパートとして大学で教鞭をとることとなる。姫路工業大学教授、福井工業大学教授を経て、姫路工業大学名誉教授。工学博士。

「2018年 『今日から使える物理数学　普及版　難解な概念を便利な道具にする』 で使われていた紹介文から引用しています。」