現代芸術の不満

著者 :
  • 東信堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887132306

作品紹介・あらすじ

非・芸術を斬り裂く本格的「激論集」。現代芸術の多くは既に「新しいものの因襲」と化した。スノビスムと日和見、そして美を知らぬ「美の商人」たちの跳梁-まさに芸術の不在を示す無惨な光景が我々を取り巻いている。現代美術界の前衛インフレを鋭利に斬り裂き、具体的な作品に即して芸術の条件を精細に論究した、芸術再生への強靱なアピール。

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  • 東信堂(1996/2/10初版発行)


    現代音楽について
    デュシャンのために/デュシャンに反して
    〈面白主義〉の芸術について
    パフォーマンス/脱パフォーマンス
    類似と装飾
    疫病と芸術
    美術の現況 1990年代前後
    「芸術」を失った世界の現代美術
    昨今の美術の状況をめぐって
    日和見主義者が南下する
    「性と政治」をテーマに

    絵画の問題・・・ロマンティックなものを超えて
    ミニマル・アート・・・立体への過程
    絵画、彫刻ではない芸術を志向・・・ドナルド・ジャッド
    ソル・ルウィィットにおける概念に関する誤謬
    自己言及の限界・・・ネオジオの場合
    ポストモダニズム芸術はなんだったのか

    美術批評・美術史・権力
    批評は変わるか?
    芸術の奇妙な飽和
    彫刻知らずの彫刻談義
    低次・最高次なるものの往還
    非・創造のための身代わり山羊・・・芸術における模倣と創造
    美術批評におけるフォーマリズム

    近・現代の美術・・・マネとデュシャンを中心に
    ピカソの〈アヴィニョンの娘たち〉粗描
    バーネット・ニューマン

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著者プロフィール

藤枝晃雄(ふじえだ てるお)
京都大学大学院修士課程修了、武蔵野美術大学名誉教授。2018年4月逝去。

「2005年 『グリーンバーグ批評選集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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