- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887215788
作品紹介・あらすじ
素朴な花への愛情を繰り返し訴えたウィリアム・モリスのユートピアを求めて、いざ、モリスの庭へ。モリスが描いたユートピアの源。
感想・レビュー・書評
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ミニコメント
アーツ・アンド・クラフト運動で有名なモリスが目指したイングリッシュ・ガーデンの世界。彼の描いたユートピアを求めていざ、モリスの庭へ
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モリスの多岐にわたる仕事のことや
その熊みたいな風貌は知っていたけれど
その人柄そのものや、デザインの根源となった自然、植物への思いのことまでは知らなかった
この本はそれが垣間見えて面白い
中でも、相反する両極端を内包する人柄であったという事実は面白い
副題の「デザインされた自然」みたいな感じだろうかね
自生の植物を活かすことに拘りましょう
とは、多肉ばかりを殖やしている私には少し痛いお言葉
でも確かになあ...
後半には、彼の仕事のインスピレーションになった草花の紹介と
その育て方と、その植物の動物にとっての存在意義なんかが書いてあって
ちょっとした宇宙を感じられる
レッドハウスやケルムスコットマナーは憧れです(行ったことは無いけども)
そんな庭を目指したい方は、必携の一冊かもしれん
しかし、上質紙のカラーのせいか、4500円と値が張ります
また、難解な日本語の言い回し
が判り難い
英語ではそういう言い方するんだろうねっていう感じだけど
なんだか読みづらい部分もしばしば
規模のでかい植物のことも書いてあるので
実際には全く実用向きではないけれど
妄想庭園をぐんぐんと広げていくにはいい肥料になります
モリスのパターンのようにね
延々と、絡み合って
妄想だけが広がってゆくのです -
W・モーリスの人となり、苦悩の多かった私生活がわかる。庭に関しては、土着の植物を使うことなど、エコな考え方をしていた。本の後半には彼の好きな植物が写真入りで紹介されている。庭については、私はもっと自由にエコにこだわる必要はそこまではないかな、と思う。