イノベーション・シンキング

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887595750

作品紹介・あらすじ

『ウミガメのスープ』でも話題になった「水平思考」(ラテラル・シンキング)とは、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは全く違う視点から、イノベーション(仕事の変革)に向けた全く新しいものの見方をすること。
 実はこの発想法は、生まれつき特別の人が持っているものではなく、トレーニング次第で誰でも身につけることができ、それによってクリエイターだけではなくすべての職種の人たちが、日々の仕事を変えていけるものなのです!
 本書では、すごい発想ができるようになる10のスキルを、これまでに成功したイノベーションの例を引きながら紹介し、アイデアを実行することによっていかに日々の仕事が変わるかについてわかりやすく解説しています。クイズ、エクササイズ例も収録しており、チーム・会社の演習にも役立つ内容です。

感想・レビュー・書評

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  • 「メタ思考トレーニング」と記載内容は同じ

  • 水平思考について語った本

    目次
    <blockquote>0 いま必要なのは、イノベーションを起こせる思考力。 ただの創造力ではだめだ!
    パート1 水平思考10のスキル
    パート2 イノベーションのための組織づくり
    1 あなたの会社の革新度は?
    2 ビジョンをつくって伝える
    3 ビジョン実現へのステップ
    4 ありがちな誤りーー創造力を押しつぶす12の悪習
    付録1 チームの創造力を高めるゲーム
    付録2 水平思考パズルの答え
    </blockquote>
    水平思考をするには何が大事なのかがテーマ。
    ウミガメのスープで問われている価値観について。

    普通の思考で間違えてしまう悪い点について、下記を考慮するとよいそうだ。
    <blockquote>1.決定をする前に一呼吸おき、もう少し見直してみる
    2.根本的な質問をたくさんする。
    3.解決策を選ぶ前に、多くの情報を仕入れ、仲間によく相談する
    4.いいアイデアを思いついた後で、もう二、三個のアイデアを考えてみる
    5.答えが分からなければ、それを認め、他人に助けを求める。助けを求めることを恐れない。
    </blockquote>
    いたずらに先入観に凝り固まらず、柔軟に考えるのがいいってことだな。

    また、後半ではイノベーションに必要なビジョン、つまり未来予想と、それをゴールに変え、実現に向かって動く流れを説明している。
    また、ありがちな間違いについても12の点において解説している。
    <blockquote>悪習その1 アイデアを批判する
    悪習その2 ブレーンストーミングを軽視する
    悪習その3 問題を抱え込む
    悪習その4 イノベーションに効率を求める
    悪習その5 過労を美とする
    悪習その6 計画にないことをしない
    悪習その7 失敗した人を責める
    悪習その8 新しい事業にすぐに結果を求める
    悪習その9 すべてをアウトソーシングする
    悪習その10 内部から昇格させる
    悪習その11 通常のラインに革新プロジェクトを委ねる
    悪習その12 訓練しない
    </blockquote>
    うん、それ以外はあまり得るものがなかった。

  • ◆ある寒い雨の夜、あなたはスポーツカーを運転していた。バス停を通過したとき、3人の姿を見た。1人は20年ぶりに見る学生時代の親友。1人はあなたの理想の異性・そしてもう1人は重病の老婦人。しかし、車にはあと1人分の座席しかない。あなたも含め、すべての人が満足する方法は?⇒旧友に車のカギを預けて老婦人を病院に運んでもらうように依頼する。それをバス停で待ちながら、理想の異性と過ごすのがベスト!
    ◆港にいる船は安全だ。だが船はそのためにあるのではない。

  • バーテンさんに勧められた本。
    バーテンさんは別のお客さんにこの本を紹介されたそうだ。

    この手の本にしては、スーッと読めた。つっかえるようなところもなく、読んでいて楽しかった。クイズもなかなか面白かったしね。
    翻訳もなかなかよかった。これは重要。

  • ・創造的な人とそうでない人のいちばんの違いは、「自分が創造的であると思うかどうか」だ。
    ・最大の成果は、現実的なゴールと期限のもとで発揮される。

  • •例がたくさん載ってる
    •組織行動論
    •読みやすい

  • 150218①

  • 固定観念にとらわれずに、ゴールにたどり着くことを至上命題としていかに自由に考えていくかの考え方のヒントを提示してくれます。
    ラテラルシンキングが出来ると、仕事に対する自由度がかなり向上するだろうと思う。

  • イノベイティブ=水平思考力のある 組織を作るための実践書といったところだろうか。
    水平思考力そのもののテクニックについては少ししか記述がなかった。その意味で水平思考力そのものに対する体系化・構造化を期待して本書を買うのはあまりおすすめできない。
    あくまで「組織のための水平思考力トレーニング書」である。
    別売りの「ウミガメのスープ」もおすすめしたい。

  • イノベーションとは?
    「変化でも創造でもなくイノベーションを目指せ」
    変化…違うものにすること
    クリエイティヴィティ…何かを創り出す能力・素質
    イノベーション…新しいものを世にだしていくこと

    クリエイティビティとイノベーションは混同しがちだが、
    クリエイティビティ→アイデアをだすこと・・・手段の1つ
    イノベーション→目的である

    イノベーションをもたらす思考法を水平思考法といい、その手法を本書では紹介している。
    実はこういったビジネス的な思考法の指南書を読んだのははじめて。創造的な考え方は素質によると思われがちだが、ちゃんと手法があるんだということ。知ってるととってもお得なんじゃないだろうか。

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著者プロフィール

国際的経営コンサルティング会社デスティネーション・イノベーションの創設者。
英IBMのトップ・セールスマンとして活躍した後、コンサルタントに転じる。主なクライアントとして、米国ボーダフォン、グラクソ・スミスクライン、フィリップ・モリス、IBM、エクアント、BT、プルデンシャル、ロレアルらがある。
水平思考論理ゲームで話題になった『ポール・スローンのウミガメのスープ』をはじめ10冊の著書があり、また多数の論文も著している。

「2007年 『イノベーション・シンキング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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