- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887598355
作品紹介・あらすじ
机上の空論あるいは単なる教養としての哲学ではなく、"生きるための哲学"としてのニーチェの思想を『超訳 ニーチェの言葉』の編著者が語る。
感想・レビュー・書評
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とてもよかった。当方、哲学はWikipediaのかじり読み程度しか知らず、本当の意味で「ニーチェ/哲学初心者」と言えるだろうと自負できる。
一通り読んでまず思ったのが、著者のニーチェへの愛だ。推しに対する深い考察、それから導き出されるニーチェが考えていたであろう"核"。ニーチェに対しては自分も「暗い、重い、難解そう」というイメージが先行していたが、この本を読んでガラリと変わった。あまりにも、あまりにも現実的に気高く生を謳歌する、そのための哲学を切り開いた人物だったのだろう、ニーチェというひとは。
そして、「何も知らなくても読める」ということを著者が気をつけていた通り、この本は何も知らなくても読める。哲学についてもほとんどわからないような自分が読んでも、ニーチェのことが少しわかったような気がする。
ニーチェが書いたものを読んでいないから本当にイメージだけで難しそうと思っていたし、どう読めばいいかと考えあぐねていたが……これを読んだ後では、むしろ読んでみようか、という気すらしてきた。
「死でさえ人生の中にあるのだから、人生から逃げることなどまったくもって不可能だ。」
いやあ、本当にそのとおりだ。結局生きることから逃れられないのなら、開き直って生きるしかないのかもしれない。
これは愛の書だ。いかに愛をもってして、いい事も悪い事も、自分のどんな決断も、愛していくべきかという、凝縮されたエッセンスを感じる。
ニーチェという人物がここに生きているのか、はたまたニーチェを愛した著者の愛がここに生きているのか。
とても面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初の哲学書。すごく難しかったけど…何となく、イメージで、ニーチェは精神世界を語りたかったのかな…って。哲学書、色々読んでみたくなりました。
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この本は電子ブックとして図書館に所蔵されています。紙の本は所蔵がありません。閲覧する場合は以下のURLからアクセスしてください。
https://web.d-library.jp/kokushikanlic/g0102/libcontentsinfo/?conid=159324
(LibrariEを利用するにはIDとパスワードを申請する必要があります。申請方法は図書館のHPからご確認ください。
https://www.kokushikan.ac.jp/education/library/librarie.html ) -
この本は電子ブックとして図書館に所蔵されています。紙の本は所蔵がありません。閲覧する場合は以下のURLからアクセスしてください。
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https://www.kokushikan.ac.jp/education/library/librarie.html ) -
超人とは、既成の道徳や固定観念に左右されず、自らの価値観で人生を楽しく過ごす人のことなんですね、ニーチェさん。
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ニーチェについてはほとんど知らない状態で読んだ。
難しい表現がなく、とても分かり易かった。
ニーチェが誤解されるポイントや、ニーチェ自身もキリスト教に誤解していたことについて解説があり、今後ニーチェ作品を読むにあたり参考になりそう。
人生をよりよく生きようとするニーチェの意思が感じられた。
読んでみて、ニーチェに対する興味や好感が湧いた本。 -
“作曲する哲学者”としかニーチェを認識してなくて
かなり遠い存在に感じてたけど
今は「ニーチェさんはじめまして!」と握手して知り合いくらいの存在にグッと縮まった感じ!
この本を読んでニーチェに対しての私なりの解釈は
まだまだ語れるほどニーチェと分かり合えたとは思えないので今はまだ心の中で感じた事を
温めておこうと思います
いつかニーチェが良いお友達と思えた時に
自分なりの解釈を述べれてたら嬉しいなぁ(´-`)
今は理解しようとせず ニーチェの世界観を
ただ感じようと思います
全部受けとめる…といってもいいかも!
以前まで全く知らなかった世界を “知らない”と自覚することが今は楽しい!
もうそれは知らないと自覚した時点で 知っている事への第一歩みたいな気がする…
“無”という概念は人間が作りだしたもので
あるならば
私は人間に生まれてきて良かったと思う
“無”と思っていた世界が“有”に変わっていく過程を
これからも楽しんでいけるのだから!! -
超入門なのに難解。読んでも分からないことだらけなので深く読まずさらっと。