mirai-sssさんの感想
2011年1月5日
[BOOKデータベースより] ひらめき能力のあるコンピュータで「脳を創る」カオス理論、親の不注意とされてきた子どものケガを予防するセンサ技術、「藻」のオイルによる次世代バイオ燃料開発、「動物の体」で「人間の臓器」をつくる驚異の再生医療、巨大屋外模型施設が解き明かす都市の異常気象、「クレイジー」な装置がきり拓く量子コンピュータの未来、津波と地震から世界の人々を守る予測研究、渋滞解消に威力を発揮する数理モデル、猫を怖がらないネズミが生まれる嗅細胞の謎、不思議生物「粘菌」から学ぶ生き物の「賢さ」—などなど。総勢21人のサイエンティストが、自らの独創的な研究を語る。21世紀の科学の多様性を物語る1冊。 第1章 独自のアイディアで驚きの成果を実現する研究室(まったく新しい「X線技術」でガンの早期診断に挑む;不思議な生物「粘菌」から「生き物の賢さ」に迫る ほか); 第2章 最先端を探求し世界を舞台に活躍する研究室(アスリートのような科学者、量子情報科学を駆ける;タンパク質の解析は世界が舞台だ ほか); 第3章 夢を原動力に新しい分野を開拓する研究室(カオス工学で「脳」を創ろう;猫を怖がらないネズミ登場!情動の秘密 ほか); 第4章 新しい技術の創出で社会を変える研究室(交通渋滞を解決するのは「数学」におまかせ;水の浄化システムで世界の暮らしを安全に ほか)
名古屋大学大学院環境学研究科教授。1989年、ペンシルベニア大学芸術・科学大学院修了。Ph.D. 主論文 Advertising and City Formation with Local Public Goods、Annnals of Regional Science, 29, pp.389-407, 1995. 「2002年 『あいまい環境下のモデリングと意志決定』 で使われていた紹介文から引用しています。」