『日本書紀」に学ぶ

著者 :
  • 燃焼社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 1
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784889781427

作品紹介・あらすじ

『日本書紀』は『古事記』とともに、日本を代表する古典である。養老4年(720)に舎人親王が時の元正天皇に献上したことが記録に残る。だから、令和2年(2020)は同書が完成したから、ちょうど1300年の節目の年である。本書は、これを記念した企画で、古代史研究者の第一線で活躍する著者が『日本書紀』の魅力に迫る。本書は、総論・各論・附篇から構成されるが、総論では、『日本書紀』はいつ誰がなんの目的で編纂したのかを考え、併せて、消えた「系図一巻」と「別巻」の謎を取り上げる。また、各論では、『日本書紀』の内容を平易に解説し、古代史料としての『日本書紀』の価値をのべる。附篇は、関連論文と資料から成るが、巻末の『日本書紀』テキストと注釈書のリストは、初学者にも有益である。『日本書紀』を読むひとは多いが、それがどんな書物であるかを知らないまま利用しているひとが少なくない。本書を繙くことによって、『日本書紀』とはなにかという基本的な知識が得られるであろう。

著者プロフィール

昭和34年和歌山市生まれ。昭和57年3月高知大学人文学部卒業、同59年3月、筑波大学大学院地域研究研究科修了。平成元年4月から四條畷学園女子短期大学専任講師、その後同4年4月から皇學館大学に転任、同大学講師・助教授を経て平成15年から教授。現在、皇學館大学研究開発推進センター教授・副センター長。博士(文学)。著書は、『風土記逸文の文献学的研究』(学校法人皇學館出版部,平成14年)・『記紀と古代史料の研究』(国書刊行会,平成20年)・『風土記研究の諸問題』(国書刊行会,平成21年)・『記紀皇統譜の基礎的研究』(汲古書院,平成23年)など多数ある。

「2022年 『日本書紀の成立と史料性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荊木美行の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×