空想科学読本 第二版

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784889919103

作品紹介・あらすじ

本書がいう空想科学とは、特撮番組やアニメなど、身近な夢の世界を指す。そこでは、巨大な怪獣が火を吹いて暴れまわり、ヒーローは変身・巨大化して、超音速でこれに立ち向かっていく。こういったお馴染みの風景は、果たして科学的にどこまで正しいのか?無理にでも実現したら、いったいどんなことが起こるのか?誰もが1度は感じた素朴な疑問に、現実的な科学で迫ってみたのが本書である。爆笑と感動のうちにあなたは、夢と科学が生み出した空想科学の素晴らしさを、きっと再認識する。

感想・レビュー・書評

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  • 私が一年に一度だけ訪れる街で、たまたま古本市をやってました!
    本屋さんは勿論の事、本屋さんでない店の店頭にも古本が並び本好きの人には、たまらないイベントでした!
    因みに、この本は金物屋さんで見つけました♪

    実はこの本、発売した頃に書店で立ち読みしたけど買わなかった本で、再開記念に買ってしまいました。

    今だとYouTubeでやってそうなネタですが読んでみるのま良いと思いました。

    怪獣やヒーロー、スーパーロボット達の世界観を科学や物理法則に基づき論破していく本作は、少し大人気ないかもしれませんが、大人として知っておきたい知識だと思います。
    因みに『そんな知識必要無い』と言う人もいるかも知れませんが私は知っておきたい側の人間です!


    因みに、印象的だったのは、ゼットンの一兆度の炎!

  • まぁ、夢を壊すという説もあるが、テレビのロボットものを科学的に見てどうかを検証する。でも、これが結構面白い。人気でシリーズ化しているな。

  • 科学書ではなくエンターテイメント指向の本です。
    著者は真面目に書いているようですが、はっきり言って続刊も含めてこの本に科学的な正しさはあまりありません。
    しかし文章的にはとんでもなく面白い。

    何が正しく何が正しくないかが分かる方で、頭を空っぽにして大笑いしたいという方にお勧めです。

    <追記>
    作品に対する誤った知識が散見されるため、本書で扱っている作品のファンの方については懐の深い方以外にはお勧めしません。

  • 1260円購入1999-00-00

  • 学生時代に巡り合って、非常に面白く読んだ本。
    視点も語り口も面白すぎる。

    個人的に一番好きなのは、「ウルトラセブンがマッハ7で飛ぶと、たちまち体が裂ける!」
    詳細は本中に譲るが、超音波で飛行することにより発生する衝撃波は、マッハ7で飛行する自分自身を直撃し、ウルトラセブンの体が裂ける。そして、それに留まらず、裂けたセブンが落下して地上に与えるダメージもこれまた甚大。人類を救いに来てるのか、迷惑かけてるのか、最早全く分からない。

    夢のある物語をぶち壊しているようにも見えるが、「本当にそうか?」「それはどういうことなのか?」と疑問に持つ大事さ感じた。
    同時に、科学的根拠に基づいた検証も重要だと実感した。

  • いつもどおり面白かったです
    理系としてはもう少し数式を出してもらっても面白いかと思います

  •  ウルトラマン、テニスの王子様、暗殺教室など、マンガや特撮など設定を科学で説明しようとするとどうなるのか。ある意味夢を壊すシリーズです。科学的に正しいかはともかく面白いです。ただし、取り扱う作品に対して偏った知識を筆者の方は持っているので、他の方のレビューにもあるように熱心なファンの方は怒るかも。
     私は各巻、その時代の人気の作品を扱うので「懐かしいなぁ」とか「そういう作品があるのか」と楽しんで読みました。
     一番好きなのはポケモンについて。「なぜ巨大なポケモンが小さなモンスターボールに収まり、ボールから出ると元の大きさに戻るのか」確かに!!疑問に思いますよね!とうなづいてしましました。

  • 文章がとにかく面白い

    わざと面白い方向に転がるよう設定を解釈しているフシがある

    そこら辺がSFファンや特撮好きから嫌われる一因になっていると思う

  • 科学、物理・・私は苦手です。そんなときに出会った本がこの本です。このシリーズ中でで「高校生が子供に!? 『コナン』最大の謎を追う!」、「バルタン星人のハサミは、切れすぎて不便ではないか?」というのがあります。本に登場するのは皆さんが知っている漫画やアニメ、特撮ヒーローなど、実際に現実世界にあったらどうなのか?という疑問を科学目線で見ていきます。イラストもあり、とても分かりやすく面白い本です。ぜひぜひ見てみては?(先輩推薦)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00002089

  • まさかの事象を科学で検証というのが、斬新で楽しい。特撮好きとしては、想像してなおのこと楽しかった

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著者プロフィール

1961年鹿児島県種子島生まれ。東京大学中退。学習塾の講師を経て、96年『空想科学読本』を上梓。99年、空想科学研究所を設立し、マンガやアニメや特撮などの世界を科学的に研究する試みを続けている。

「2021年 『空想科学学園 理系脳を育む4冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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