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- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784890136537
作品紹介・あらすじ
戦時中のタイ。日本人の父とタイ人の母の間に生まれた文治は、突然日本に連行され、父の処刑後、孤児院や闇市で過ごすようになる。東大中退後、留学すべくアメリカに渡ったが、陸軍に入りアメリカ国籍を取得、ヨーロッパの地で諜報活動に身を投じてゆく。その後経済学者となるが…。運命に徹底的に抗った男の、ドラマティックな物語。自伝的小説。
感想・レビュー・書評
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タイで生まれ、孤児となった少年・文治。奨学金を受け、カリフォルニア大学バークレー校へ留学。タイの移民ビザで入国したため、大学卒業後、召集され兵役につく。そして、アメリカに帰化し、マイケル・フミハル・コヤマとなる。父の言葉を胸に、潮流に逆らう流木のように、天命と闘い生きた数奇な人生。事実をベースとしたフィクション。
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日本人とタイ人の間に生まれ、
戦中、戦後の混乱期を強く生きた
マイケル•S•コヤマの自叙伝。
アメリカ留学の奨学生として選ばれた
ピーター野瀬とマイケルが議論した
貧困の差の原因に関する所見は
非常に興味深い。
1.生来の知的、肉体的能力の差
2.教育の違い
3.自制力の欠如
4•不運 -
人の運命の奇遇について考えさせられます。こんな生き方もあるんですね。
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